妊婦さんとお薬

  • 2011-09-30 00:49
  • 一般公開
  • テーマ:楽しいマタニティライフを!
「このお薬は使っても大丈夫?」「お薬の副作用がつらい」などという不安や悩みを抱えていらっしゃる妊婦さんも多いようです。

助産師としてアドバイスできることは、

「基本的に、医師に妊婦だと伝えて処方していただいたものは、飲んでも大丈夫。医師が必要と診断して処方した薬は、きちんと指示通り服用する必要がある。」

ということです。

産科で妊婦さんによく処方されるお薬としては、貧血のための鉄剤、切迫早産のための子宮収縮抑制剤などがあります。

ただ、どうしてもお薬を使うことや副作用に抵抗があるようでしたら、医師に相談してみてください。
お薬の量や種類の変更など、検討していただけると思います。

ママの症状がつらいと、お腹の赤ちゃんまで苦しくなってしまう・・・というときには、やはりお薬の副作用よりも、症状緩和を優先しなければなりません。

それから、慢性の病気で、お薬をずっと飲んでいる方は、あらかじめ主治医に妊娠について相談しておきましょう。

市販薬に関しては、たいていのものは妊婦さんが使用しても心配ありませんが、薬局で薬剤師さんに相談するといいですね。(専門家に聞くのが一番確実です!)

おうちによく置いてあるお薬で気をつけていただきたいのは、痛み止めや解熱剤、消炎剤(湿布薬も!)です。(妊娠前に処方されたお薬は要注意です)

この類のお薬は、妊婦さんに禁忌とされているお薬が多いので、慎重に使わなければなりません。

マイナートラブルでよくある腰痛や頭痛など、つらくてお薬の力を借りたいときは、まずかかりつけの産科医に相談するといいですね。

それから、妊娠と気づく前、ごく初期に、お薬を飲んでしまった場合には、だからと言って、赤ちゃんの奇形などを心配しすぎるのは良くありません。
心配な時は、かかりつけの産科医に相談してみてください。

本当に危険とされるお薬は、ごく一部の特殊なお薬ですし、お薬を飲んでしまっても、たいていは元気で健康な赤ちゃんが生まれています。

むしろ、ママが心配しすぎて落ち込むほうが、赤ちゃんにとって良くありません。

もちろん、妊婦さんはお薬をできるだけ使わない方がいいですよね。奇形や発育障害などの重要な問題がないとしても、赤ちゃんにとって心地いいことではないと思います。

ママがお薬を使わずに過ごせるように・・・
夜11時には就寝し、規則正しい生活・食事をしましょう!
健康管理には、いつもよりも一層気をつけましょう!
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