福島市教育委員会が、放射線で通学路見直しを要請

  • 2011-08-24 12:09
  • 一般公開
  • テーマ:放射能関連
2011年7月、福島市のすべての小中学校が通学路の放射線量を調べたところ、80%の学校で、1時間当たり1マイクロシーベルト以上の通学路があったことが分かりました。このため、福島市教育委員会は8月23日、各学校に対してより放射線量の低いルートに見直すよう文書で要請することになりました。

東京電力福島第一原発の事故の影響で、福島市では渡利地区や大波地区などで、比較的高い放射線量が検出された地区があったことから、子どもたちの被ばく量を抑えることを目的に、市内72のすべての小中学校で、通学路の地表から50センチの高さの放射線量を調べたところ、80%に当たる59校で、放射線量が1時間当たり1マイクロシーベルト以上の通学路があり、9カ所で3マイクロシーベルト以上の通学路があったことが分かりました。最も高い値では、8.17マイクロシーベルトが測定されたとのことです。

福島市教育委員会では、放射線量の高い通学路をより線量の低いルートに見直すよう文書で要請することで、できるだけ早く各校に通学路の見直しを終えてもらい、新しい通学路を子どもと保護者に伝えることにしています。
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