文部科学省が、通学路などの放射線量を示す地図を公表しました

  • 2011-08-23 15:47
  • 一般公開
  • テーマ:放射能関連
2011年8月16日、文部科学省は、福島第1原発事故による「緊急時避難準備区域」にあたる南相馬市、田村市、川内村、広野町の4市町村主要部で測定した放射線量を記した放射線地図を公表しました。

この地図は、国が「緊急時避難準備区域」に指定されている5つの市町村のうち、測定ポイントが少なかった楢葉町を除く4つの市町村について作製したもので、今月9日に公表されたものをおよそ4倍に拡大して、学校や児童施設の周辺、通学路などの放射線量の状況が、より見やすく、詳しく分かるようになっています。

例えば、南相馬市の北西部を拡大した地図では、放射線量の値で色分けされた点が道路上に細かくプロットされ、学校や幼稚園の周辺では、屋外活動を制限する目安の放射線量の半分よりも低い、青や水色となっています。しかし、学校から少し離れた道路では、1時間当たり1.9マイクロシーベルトから、屋外活動を制限する目安の3.8マイクロシーベルトの間の、比較的高い放射線量を示す緑の点があることが分かります。
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/5500/2011/0816/5500_081618_2.pdf

国は、各市町村が学校などの除染を含む復旧計画をまとめたあとに、「緊急時避難準備区域」を解除する方針で、今回の地図を除染の計画作りなどに活用してほしいとしています。

■出典:文部科学省 緊急時避難準備区域の解除に向けた放射線モニタリングアクションプランの測定結果(平成23年8月16日) 
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/monitoring_action_plan/
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