環境省に「原子力安全庁」を設置する試案がまとまりました

  • 2011-08-03 11:00
  • 一般公開
  • テーマ:放射能関連
政府は、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けた原子力行政に関する組織の再編について、原子力安全・保安院を経済産業省から分離し、環境省の外局として「原子力安全庁」を設置するとした試案をまとめました。

これは、原発を推進してきた経済産業省の影響力を排除し、安全規制を強化するとともに、経済産業省配下にある原子力安全・保安院が「やらせ」を主導していた一連の問題を重く見て、原子力業界と関係が薄く、職員数も確保できる環境省に統合する案が最適と判断したことなどが背景にあります。

試案では、原子力の安全を広く確保するためには関連する業務を一体的に行う必要があるとして、現在の原子力安全・保安院の原子力安全規制部門を経済産業省から分離し、環境省の外局として「原子力安全庁」を設置、具体的な任務としては、原発事故発生時の初動対応、放射線量の調査「モニタリング」、放射性物質の規制、▽テロ対策といった治安機関との連携などを実施するとしています。

安全庁設置のための法案は、秋の臨時国会に提出し、来年4月に発足させたい考えです。
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  • moto7101
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