セシウム汚染で、稲わら利用状況調査を全国に拡大

  • 2011-07-19 16:19
  • 一般公開
  • テーマ:放射能関連
福島県などの農家が肉牛に与えていた稲わらから、高濃度の放射性セシウムが相次いで検出され流通していた問題で、農林水産省では7月19日、東北と関東の11都県で実施されている畜産農家への稲わらの利用状況の調査を、すべての都道府県に広げることになりました。

これまで農林水産省では、東北と関東の11の都県の畜産農家などに対して、牛に与える餌の稲わらの管理状況について調査を行うよう求めていましたが、対象となっていない新潟県と山形県の農家でも、放射性セシウムを含んだ稲わらを食べた肉牛が出荷されていたことが判明したため、調査の対象をすべての都道府県に広げることとしました。新潟県と山形県の農家では、宮城県内で集められた稲わらを使っていたそうです。

なお、今後は東北や関東の稲わらの販売業者に対しても、原発事故以降に屋外に置かれていた稲わらを飼料として販売していないかも調べることが決まっています。
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