環境省が熱中症予防の「暑さ指数」を公開中

  • 2011-07-08 10:30
  • 一般公開
  • テーマ:災害対応
環境省では、熱中症を予防するための指標として用いられる「暑さ指標」の対象地点を
去年より大幅に増やして、6月1日からホームページで公開しています。

ホームページの名称は「環境省熱中予防情報サイト」といい、
当日の速報値を「暑さ指数速報」で、
明日・明後日の予測を「今後の暑さ指数速報」で紹介しています。
さ指数速報(現在の暑さ指数)>>
今後の暑さ指数予報>>
昨年夏の地域別暑さ指数の試算値>>

これまで、当日の速報値は全国8か所、翌日までの予報値は47か所を公開してきましたが、
6月1日からは全国153か所の数値が公開されています。

ちなみに、「暑さ指数」(WBGT=湿球黒球温度)とは、
人体の熱収支に影響の大きい湿度、輻射熱、気温の3つを取り入れた指標で、
乾球温度、湿球温度、黒球温度の値を使って算出します。

【暑さ指数の算出方法】
屋外:0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度
屋内: 0.7×湿球温度+0.3×黒球温度


「暑さ指数」は、屋外で行動する際の目安として5段階に分けられており、
数値が31度以上の場合は「運動は原則禁止」、
28度以上の場合は「激しい運動は避け、積極的に休息をとり水分補給を行う」
などの指針が示されています。
暑さ指数(WBGT)とは>>

毎日新聞のまとめによると、
46都道府県で30度以上の真夏日を記録した6月29日には、熱中症で4人の方が亡くなり、
14名が重症、309名が救急搬送されたとの報告もされています。

節電しなければという気持ちのあまり、
エアコンの使用を過度に控えて、室内で熱中症になった方もいます。
くれぐれも無理はせず、水分や塩分を摂るようにしましょう。

出典:環境省熱中予防情報サイト
いいね
もっと見る

コメント

    みんなのコメントをもっと見る
    powerd by babycome