経済産業省より「いま知りたい電気のあれこれ」

  • 2011-05-11 00:38
  • 一般公開
  • テーマ:災害対応
GW最終日は、全国各地で今年の最高気温を記録しました。震災による節電を心がけているママも増えていることと思いますが、春の電力消費のピークとなる8時から11時、18時から21時の間の節電は安定した電力供給にもっとも効果的。経済産業省HPで紹介されている「いま知りたい電気のあれこれ」から、抜粋してご紹介します。

Q つくられた電気はどうやって届くの?
A 発電所でつくられた電気は、電気を送る「送電線」で送られています。太い送電線から、「変電所」を通るごとに細い送電線に枝分かれし、電圧を下げながら消費者に届けられます。

Q kWとかkWhって一体なんだろう?
A 電気の世界で、「kW」(キロワット)というのは、その瞬間に発電・消費する電気量をあらわす単位として使われています。対して、「kWh」(キロワットアワー)は、キロワット時とも呼ばれ、1時間あたりの発電・消費する電気の総量の単位です。

Q 電気って貯めて使えないの?
A 残念ながら、いま電力は貯められません。電力会社は消費者から求められる電気量(需要)に対して、発電する電気量(供給)を一瞬一瞬、臨機応変にあわせています。ですから、電力会社の供給能力を超えて供給することはできないのです。

Q なんで電気を使いたいときに使えないの?
A 
今回の震災では発電所が被害を受けたため、電力会社の送れる電気量が減少。一日の電気の消費がピークに達するときに、使用できるkWでの制限が必要となったのです。

Q 大規模停電っていつ起きるの?
A 
予測のできない大規模停電は、万が一「需要>供給能力」となってしまった場合に起きてしまう可能性があります。だから、電気の消費がピークのときに節電が必要なんですね。

Q 計画停電って、市や町ごとに停電させているの?
A 
計画停電は、最初の変電所である「一次変電所」ごとに行われています。そのため計画停電を行うと、一次変電所に紐づくすべての施設が一時的に停電状態に。ただし、一次変電所の受け持つ地域と市町村の境目は、必ずしも同じとは限りません。ですから、同じ市町村でも停電する地区と停電しない地区が存在したりするのです。

Q 節電のために、いま家電でできることは?
A 
小さな心がけで、大きな効果が得られます。

●電球 照明はこまめに消そう。省エネ型の電球形蛍光ランプに取り替えよう。
●テレビ 省エネモードに設定しよう。見ないときはちゃんと消そう。
●エアコン 設定温度は適切に。フィルターの目詰まりを掃除しよう。
●パソコン 使いときだけ電源をONにしよう。
●ポット 沸騰させる時はガスコンロで沸かそう。使わないときはちゃんとプラグを抜くように。
●便器 使い終わったらフタを閉めるように心がけよう。
●洗濯機 まとめて洗って回数を減らそう。
●冷蔵庫 設定温度を弱めてみよう。ものの詰め込みすぎはやめよう。

出典:
経済産業省「いま知りたい電気のあれこれ」
http://www.meti.go.jp/setsuden/denki_no_arekore.pdf

経済産業省 東日本大震災 関連情報ページ
http://www.meti.go.jp/earthquake/index.html
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