東京都助産師会「東京里帰りプロジェクト」をスタート

  • 2011-04-11 19:46
  • 一般公開
  • テーマ:被災地支援
東日本大震災で被災した妊産婦さんが東京都内の助産院で安心して出産を迎えられるよう、東京都助産師会では「東京里帰りプロジェクト」をスタートしました。

「東京里帰りプロジェクト」とは、震災で被災した妊産婦さんが、設備・環境の整った東京都内の助産院で「里帰り出産」のように安心して産前産後の生活を送ることができるうよう支援するもので、都内25カ所の助産院で、常時約50人の妊産婦さんを、出産から産後2~3週間までの間受け入れるというもの。

その後についても、東京都助産師会が提携する一般家庭や自治体が提供する施設などに最大1年間滞在でき、その間は助産師による出張ケアも受けられます。

受け入れの対象となるのは、「妊娠中~産後1年までの被災者の方」で、上のお子さんがいる方もOK、家族でという方も相談可能。

以下、東京都助産師会「東京里帰りプロジェクト」に具体的な支援内容を、ウェブサイトから一部抜粋してご紹介します。

■出産のための支援内容
・助産院または提携産婦人科で出産できます。
・出産にかかる費用は42万円ですが、出産一時金制度の救済策により、妊婦さんは自己負担せずに、どこででもお産をすることができます。
・42万円には通常の4泊5日入院費用も含まれます。

■産後入院の支援内容
・通常の4泊5日入院以降の滞在(産後入院)が、助産院でできます(2〜3週間を想定)。
・被災地でお産をした場合や、提携産婦人科でお産をした場合でも、助産院で産後入院することができます。
・産後入院にかかる費用は、1泊3食付きで2000円、産後のケアも受けられます。
・産後入院の費用の支払いが難しい場合は、基金から全額充当することも可能です。
・出産~産後入院中は助産師が24時間常駐します(妊娠中・ホームステイ中も助産師による出張ケアあり)。
・助産院滞在中に、「住まいに戻る」「都営・県営住宅の空き待ちを希望する」「一般家庭でのホームステイを希望する」の意向を聞き、希望に添った案内をしてもらえます。

一般家庭のホームステイ
・プライバシーを守れる個室を提供してもらえます。
・1日2食付きで、日常生活に必要な道具は共用で使用できます。
・ホームステイ料金はかかりません。

現在、「東京里帰りプロジェクト」では、一般家庭のホームステイ先を募集するとともに、被災妊産婦さんの入院費やホームステイ中の食費など諸費用に充てるための寄付も募集しています。詳しくは、下記をご参照ください。

■ホームステイ家庭募集!
http://www.satogaeri.org/request/

■寄付する
http://www.satogaeri.org/donation/

出典:東京都助産師会「東京里帰りプロジェクト」
リンク先:http://www.satogaeri.org/
twitterアカウント:satogaeri
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