「乳児は水分摂取を優先して」/日本小児科学会他

  • 2011-03-25 20:00
  • 一般公開
  • テーマ:放射能関連
日本小児科学会ほかから、乳児のいるママに。
「乳児は水分摂取を優先して」


各地の水道水から乳児の暫定規制値を超える放射性ヨウ素が検出された問題で、大きな混乱が起きていることを受けて、日本小児科学会、日本周産期・新生児学会、日本未熟児新生児学会の3学会は、25日、「現在検出されている程度の値であれば、短期間の摂取なら、乳児であっても健康に影響を及ぼす可能性は極めて低い」としたうえで、「乳児は大人よりも水分摂取必要量が多いため、水分不足は健康に重大な影響を及ぼす。代わりの飲用水が確保できない場合は、水分摂取を優先させることように」と伝えています。

以下、当面の対応策として3学会が奨める内容を、転載して紹介します。

1)母乳栄養の児では、母親は制限なく食事を摂取し、母乳栄養を続けてください。

2)人工栄養の児では、ミネラルウォーターを使用してミルクを調整することは可能ですが、煮沸し適温にしてから使用します。一部の硬水では、粉乳が十分に溶解しないことがあります。また、硬水には多くのミネラルが含まれており、乳児に過剰な負担を与える可能性があります。この場合には、水道水を用いる方が安全です。

3)離乳食を摂取している乳児では、水分摂取は離乳食からも可能なので、人工乳の量を減らすことは問題ありません。

4)人工乳のみを摂取している児で、代用水が確保できない場合には、通常通り水道水を使用して下さい。

出典:「食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値100Bq/キログラムを超過する濃度の放射性ヨウ素が測定された水道水摂取」に関する、日本小児科学会、日本周産期・新生児医学会、日本未熟児新生児学会の共同見解
リンク先:http://www.jpeds.or.jp/pdf/touhoku_6.pdf
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