成熟期前期(20~35歳ごろ)(せいじゅくきぜんきにじゅっさいからさんじゅうごさいごろ)

肉体的には妊娠・出産の適齢期を迎えます


 性機能の成熟期に入り、しかも心身が充実した時期ですから、出産にも適しています。卵巣機能がもっとも高まり、ホルモンのバランスがいいのは25歳前後ですから、医学的には初産は、25~29歳ぐらいにすませるのが理想的です。子どもも健康に生まれ、母体も安全という可能性がもっとも高いときといえるでしょう。
 ただし、出産はそれぞれの人生設計への考え方や個人の事情もありますから、年齢だけで決められるものではありません。とくに他人のプライベートな問題に対して無神経に立ち入ることはひかえましょう。

若くても生活習慣病の予防とがん検診を忘れずに


 この時期は、生活習慣病などにもかかりにくい時期といわれます。しかし、からだのケアや基本的な生活を乱していては健康な心身を得ることはできません。若いときから生活習慣病の予防に心がけましょう。また、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科の病気は、年々患者数がふえる傾向があり、若年化もすすんでいます。婦人科の定期検診はもちろん、乳がん子宮がん検診の習慣をつけておくことがたいせつです。

夢と不安が交錯。心が大きく揺れ動くとき


 成熟期は、就職、恋愛、結婚など新しい経験がつぎつぎとあり、希望に満ちてはじまります。しかし、挫折したり、不安を感じたり、悩むことも多いはずです。それでも、この時期は自力で乗り越えるエネルギーがあります。

人生の多様な選択肢に悩む時期


 仕事を持っていればその責任も増し、活躍ができる時期です。仕事に専念するか、結婚や出産は? など、いろいろ思い悩み、ストレスもたまります。
 心の悩みはからだにも影響を与えることがあります。家族や友人、パートナーなどに協力を求め、悩みをひとりで背負い込まないことです。

不妊に悩む人も少なくありません


 女性のからだは教科書どおりにはいきません。月経は3か月に1回しかないのに子どもができたという人もいれば、毎月きちんと排卵もあり、自分にも夫にもどこにも異常が見つからないのに子どもができないというケースもあります。まず夫婦そろって検査を受け、その後どのような方法をとるかは、夫婦の考え方、人生観によります。

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