チョコレート嚢腫ってなに?(ちょこれーとのうしゅってなに)

子宮内膜症が卵巣内に発生してできるのが、卵巣チョコレート嚢腫です。
 卵巣に子宮内膜症ができた場合も、子宮内膜と非常によく似た組織は、卵巣の中で増殖と出血がくり返し起こります。その結果、卵巣に血液がたまってしまい、それがチョコレートのようにドロドロした状態になってしまうので、こう呼ばれています。
 症状は、月経痛のほか、月経時以外でも下腹部痛や腰痛が起こることもありますが、なかにはあまり自覚症状がでない場合もあります。
 治療は、子宮内膜症と同じようにホルモン療法や手術を行いますが、嚢腫が大きくなると、破裂したり、ごくまれに茎捻転(卵巣嚢腫の茎捻転に注意)を起こす危険もあります。通常、嚢腫が7~8cm以上になった場合は、手術で嚢腫を取り除きます。最近は、腹腔鏡下で手術を行い、嚢腫だけを取ることが多くなってきています。

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