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VOL.214「妊娠中の助産師とのコミュニケーション」について

2016年12月21日(水)~12月27日(火) 有効サンプル数 234

助産師は医師より話しやすく身近な存在。一方、機会を上手に活用できていないケースも

「妊娠中の助産師とのコミュニケーション」について

助産師とは、妊婦さんの体調管理、お産のサポートや新生児の保健指導などを行い、女性の妊娠・出産・産後にかけて、寄り添ってくれる存在です。助産師の資格が取れるのは女性のみなので、男性が多い医師に比べると、妊婦さんがデリケートな質問をするハードルはかなり低くなるようです。授乳など産後のケアではとくに頼りになる存在の助産師。みなさんはどのぐらいコミュニケーションがとれているのでしょうか。

アンケートここに注目!助産師に聞きたいことを聞けた、という人が9割

女性同士だから?助産師は医師よりも質問しやすいという結果に

Q現在もしくは過去、妊婦健診もしくは入院中(出産時含む)など、助産師に聞きたかったのに聞けなかったことがありますか?

Q現在もしくは過去、妊婦健診もしくは入院中(出産時含む)など、助産師に聞きたかったのに聞けなかったことがありますか?

「助産師に聞きたかったのに、聞けなかったことがある」という人は、わずか10%。医師についてアンケートをしたときの26%に比べると、かなり少なくなっています。また、「助産師に質問をしたことがある」という人は64%でした。こちらは医師の場合が79%と8割近いのに対し、かなりの開きがあります。健診では医師との話だけで終わってしまい、助産師と直接話す機会がなかったり、妊婦向けの助産師外来を設置している病院が少ないため、助産師に接する機会がなかった人もいるのかもしれません。

助産師は忙しそう?それともゆっくり相談できそう?

Q助産師に、聞きたかったのに聞けなかった理由はなんですか?(3つまで選択可)

助産師に、聞きたかったのに聞けなかった理由はなんですか?(3つまで選択可)

「助産師が多忙そう」という回答は48%。これは意外にも医師の場合を上回っています。病院によって助産師の忙しさには差がありますが、妊婦さんから積極的になかなか声をかけづらい現状もあるようです。

助産師に聞きたいことは、授乳のことや赤ちゃんとの関わり方

Q妊娠もしくは過去、妊婦健診もしくは妊娠中(出産時含む)など、助産師に聞きたかったのに、聞けなかったことは?

  • 授乳について:9人
  • スキンケアについて:2人
  • 妊娠中の過ごし方について:2人
  • 自然分娩への不安:1人
  • 帝王切開時の黄疸について:1人
  • 赤ちゃんの髪について:1人
  • その他:6人

妊娠・出産のケアという助産師の役割を踏まえた質問が多くなっています。医師には聞きづらい悩み・不安について、助産師に女性目線でアドバイスしてもらいたいと思っているようすが伺えます。ですが、医学的な疑問などに比べて、こまごまとした不安に関しては、忙しそうな助産師に質問するのも気がひける…というのがママたちの本音のようです。

ママの声

  • 妊娠中の過ごし方について。歩いた方がいいのかどうかとか、妊娠中の食事について。(28歳 愛媛県 ハトメさん)
  • 1人目の時はとにかくわからないことだらけで、湿疹だったり、便の色だったり、聞きたいことがたくさんでしたが、聞きにくかったです。(32歳 兵庫県 くにかさん)
  • 初乳が出ないし、赤ちゃんも吸わないので、改善する方法を聞きたかったです。(22歳 高知県 あらびきさん)
  • 赤ちゃんの泣き止ませ方やあやし方。(24歳 埼玉県 me. さん)
  • 1人目のときに、産後のトイレでおしっこがすごくしみたけど、恥ずかしくて大丈夫か聞けませんでした。(34歳 広島県 なっちさん)

参考コラム 聖母病院看護部長・助産師 山本智美さん

妊産婦の強い味方「助産師」についてお話ししましょう

アンケートここに注目!助産師に聞きたかったことは、授乳関連が大多数。77%の人が回答に満足

聞いてよかった!医師に比べると、助産師の回答に対する満足度は高い

Q妊婦健診もしくは入院中(出産時含む)など、助産師に質問をして、満足のいく回答を得られなかったことはありますか?

妊婦健診もしくは入院中(出産時含む)など、助産師に質問をして、満足のいく回答を得られなかったことはありますか?

助産師の回答に満足できなかったという人は23%。医師の35%に比べると、かなり低い数字になりました。赤ちゃんのお世話や、自分のからだのことについて、不安な点が具体的に解消されたからではないでしょうか。それでも、4人に1人は不満があるという結果になっています。

助産師によって異なるアドバイスに迷いも

Q妊婦健診もしくは入院中(出産時含む)など、助産師に質問をして満足のいく回答を得られなかったことはどんなこと?

  • 授乳について:17人
  • 助産師によって回答が違う:4人
  • ゲップのさせ方:2人
  • 出産費用:1人
  • 夜中に赤ちゃんが泣いた時の対応:1人
  • その他:8人

母乳のトラブルやミルクの足し方など、圧倒的に授乳に関する質問が多くなっています。特に初めての赤ちゃんの時は、母乳がきちんと出ているか、母乳が足りているかどうかなど、わからなくて聞きたいことがたくさん。
授乳に対する考え方は、実は病院によってかなり違います。母乳外来があるくらい力を入れている病院もあれば、母乳にそれほどこだわらない病院もあります。
助産師も同じようにさまざまな考えがあるので、人によって違うアドバイスをされ、どうすればいいかわからなかったというママの声が寄せられました。

ママの声

  • 母乳トラブルが多く、ミルクではダメなのかと何人かの助産師に聞いたのですが、それぞれ言うことが違うので戸惑いました。(34歳 東京都 みゅったさん)
  • 母乳育児を推奨している産院で、私は結局母乳育児ができなかったのですが、ミルクでの育て方を十分に教えてもらえなかったです。(36歳 埼玉県 あささん)
  • 新生児の時、寝ているのを起こしてでも授乳するように言われましたが、別の助産師には目が覚めるまで寝かせておいてよいと言われました。助産師によって回答が違うので、何人かに聞いて、自分に合う人の意見に従いました。(40歳 神奈川県 ルーたんさん)
  • 陣痛の間、どれくらい分娩が進んでいるか聞きたかったです。(31歳 千葉県 めーめさん)
  • 出血があって入院し、初めての病院での出産だったのに、過去2回は助産院と自宅出産だったということで、勝手にベテラン産婦だと思われてしまいました。本当は、子どもがミルクを飲めないために苦戦して、授乳の度に、計測がしんどかったです。(40歳 埼玉県 三姉妹かぁちゃんさん)
  • 初産なのでわからないことを聞いたら、知っていて当然という顔をされました。(30歳 京都府 yu-さん)

編集部まとめ

助産師が産前・産後の母体と赤ちゃんのケアの専門家であるとはいえ、慣習や自分の経験からの知識で指導が行われていることも多々あるようです。難しいことですが、異なった助言で迷ったときは、自分の状態に合わせて何がベストかを判断できるといいですね。

参考コラム 聖母病院看護部長・助産師 山本智美さん

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