1970年の発売以来、世代を越えて愛されている沐浴剤『スキナベーブ』。
そのスキナベーブに発売当時から関わってこられ、マタニティイベントなどでは沐浴指導もつとめていらっしゃる、持田ヘルスケア株式会社の圓山美保子さんにお話を伺いました。

スキナベーブの生い立ちとは…

スキナベーブの生い立ちとは…

当時、今ほどシャワーやエアコンが完備していない中での沐浴は、沐浴ももちろんですが、準備から大変だったんですよね。それを手軽にしたい、簡単にしたい、そういったところで沐浴剤が考え出されたわけです。
お湯をためたベビーバスと沐浴剤だけあれば、すすぎ湯も上がり湯もいらないので、お風呂場でなく暖かいお部屋で沐浴させることもでき、湯冷めしにくくなります。また、手順が簡単で短時間で沐浴できるため、赤ちゃんがのぼせない、ママも疲れないなど、メリットがたくさんあります。

「スキナベーブ」は発売して45年(1970年発売)になるんですけども、沐浴剤としては後発品になります。
当時まだ持田ヘルスケアは持田製薬の一部門で、持田製薬は「産婦人科の持田」といわれるくらい、産婦人科系の薬を多く持っていて、よく訪問させていただいていたのですが、その際に「持田さんでも作ってよ」と言われまして。
それで、開発したのがこのスキナベーブです。
発売当時から、成分や香りは変わっていません。

変わらない良さが自慢のスキナベーブ。変わったことは?

変わらない良さが自慢のスキナベーブ。変わったことは?

30周年のときに、パッケージだけ変更しています(写真右)。昔はこうフラスコ型で、計量スプーンが付いてたんですね。
でも液ダレしやすかったりとか、計量スプーンをなくしてしまったりとか、問題もありました。それで、液ダレしにくい形状にしつつ、計量もスプーンじゃなくて、キャップで量れるようにしたんです。

ただ、印象的だという声が多かったボトルの色はそのままにしました。実はこのボトルの色っていうのは、スキナベーブの有効成分の「グアイアズレン」の青色のイメージなんです。スキナベーブって、お湯に溶かすと真っ白じゃなくて少し水色がかっているんですけど、これもグアイアズレンの色。スキナベーブにあせもや湿疹を抑える効果があるのは、グアイアズレンなどの効果によるものです。

でも、45年間続けてこられたこと自体が、スキナベーブの一番の強みかな、と思っています。おじいちゃん・おばあちゃん世代の方たちが、「スキナベーブよかったよ」って今のママたちに言ってくださるのは、本当にうれしくて、ありがたいことだと感じています。

いつの時代も、ママの「困った」を助けてくれるスキナベーブ

いつの時代も、ママの「困った」を助けてくれるスキナベーブ

「困ったときのスキナベーブ」と思ってもらえるといいですね。人手があるときとか、慣れてる人がいるときは使わなくても良いけど、困ったときに一本あると便利。「今日はちょっと疲れた」とか「風邪でお風呂に入れない」とか、そんなときに使ったり、手軽なあせも・湿疹予防として、入浴剤代わりに使ってもらえれば。

私がスキナベーブの一番のメリットだと思うのは、赤ちゃんだけ見て沐浴できるということです。石けんを手に取ったり、すすぎのお湯を確かめたり、そういうときに赤ちゃんから目が離れますよね。慣れるまでは、いろんなことに神経を使うのがなかなか難しいので、赤ちゃんだけに集中して綺麗にできるっていうのが、すごくいいなあと思っています。
でも、いくら簡単といっても、スキナベーブを溶かしたお湯につけるだけでは、赤ちゃんのからだの汚れは落ちません! ちゃんと撫でるようにして洗ってくださいね。正しく使えばちゃんと汚れは落ちますので。そこはしっかりお伝えしたいですね(笑)。

こうしなきゃ、ああしなきゃって思いながら育児するよりも、こういうものを使って、少しでもママの負担が軽くなって、楽しく育児できるほうがいい。そういう気持ちでおすすめしています。

編集部より

「ちょっとでもママの育児をラクにしてあげたい」「ひとりで子育てをがんばりすぎないで!」…ママたちへのそんなメッセージが込められた『スキナベーブ』。
これからも変わらない良さで、たくさんのママたちを助けてくれることでしょう。

編集部より
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