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妊娠後期(5~9ヶ月)
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妊娠初期、情緒不安定に。夜の生活も辛く、産後が不安。

妊娠後期(5~9ヶ月)の相談

Q907:妊娠初期、情緒不安定に。夜の生活も辛く、産後が不安。

産後の自分が不安です。妊娠初期に情緒不安定で怒りっぽくなり、主人に強く当たってしまいました。ようやく落ち着いた頃、主人から「次、2人目ができたらキツイ」と言われたほどです。また、妊娠してから、夜の夫婦生活のとき、苦痛なほど痛みます。産後、心身とも主人と少しでも円満に生活するため頑張りたいのです。でも再び妊娠したら、自分がまた怒りっぽくなってしまいそうで、不安でなりません。
(28歳女性・妊娠29週)
2015/9/4
堀口貞夫先生
ご主人から「2人目ができたらキツイ」と言われたとのこと。「妊娠初期に情緒不安定で怒りっぽくなり」妊娠月数が進んだら、落ち着いたということですね。妊婦さん向けの本にはあまり書かれていませんが、「情緒不安定」ということは、ありうることです。月経前の黄体期の終わりころにもそのような情緒不安定を感じる方があるようです。それが「月経前症候群」と言われる状態で、「だるさ」や「ねむけ」「つわりのための不快感」が重なってそのような気分の変化をもたらすのです。「月経前には怒りっぽくなる」という訴えも聞くことがあります。

第1子の妊娠初期で、情緒不安定で、怒りっぽくなったのだとすれば、次の妊娠でも同じ経験をされるかもしれません。しかし本当にそうなるかどうかはわからないのです。というのは、妊娠出産で経験することは妊娠ごと、出産ごとに違うことが多いからです。妊娠しているということは同じですが、例えば分泌されるホルモン量は変わってくる可能性がありますし、あなた自身も経験を積み対処の仕方も変化してきています。妊娠の経験だけではなく人生の経験を積んでいるということは、大きな変化をもたらしているはずです。

セックスについてです。黄体ホルモンが性欲を低下させるという話がありますが、影響を感じない人も多勢あります。「おなかの赤ちゃんに影響しないか、あるいは流産の原因にならないかと心配でセックスどころではない」という人もいます。またおなかに愛する人のこを宿したということで、「より一層愛されたい」という気持ちが強くなることもあります。性交時の痛みは膣の分泌物が減って潤滑効果が低下した時に感じます。潤滑材(リューブゼリーなど)を使うと避けられますが、性交を避けたいという気持ちが強いと外陰部に触れられただけで痛みを感じることがあります。

彼を思う気持ちがあるからこそのご質問と思います。今の気持ちを伝えることが、第一ではないかと思いました。

先生のプロフィール

元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。
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