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新たな命を授かりましたが、13歳の娘が喜んでおらず悩んでいます。

妊娠初期(1~4ヶ月)の相談

Q710:新たな命を授かりましたが、13歳の娘が喜んでおらず悩んでいます。

13歳の娘がいます。1人っ子のつもりでいたら、この度思いがけない授かりもので、妊娠。出産することに決めました。…が、娘が全然喜んでおりません…。
  *本人はつねづね『お姉ちゃんが欲しかった』という希望を口にしていたこと
  *思春期真っ只中であること
  *まだ妊娠3ヶ月ということもあり、私のお腹が目立たず実感がわかないこと
など考えると、しかたがないのかもしれません。
時期が経てば変わるものとは思うのですが(周りの人もそう言ってくれますが)、家族みんなで赤ちゃんの話が出来ないのはやはり悲しいものがあります。ただ、そういう私の気持ちを娘は理解してくれているようです。
私自身も妊娠をもっと喜べたらよかったとも思っているのですが、でも手放しで喜ぶ気持ちがわいてもきません…。 私の妊娠が、娘を多少なりとも苦しめてるかと思うと、申し訳なく思って、落ち込むこともしばしばです。どのような心持ちでいたらよいでしょうか?
(お母さんの年齢35歳、妊娠3ヶ月) 2013/11/22
金澤直子先生
13歳って、思春期の入り口よね。娘さんがとまどう気持ちはよくわかります。なかなか素直にお母さんの妊娠を喜べないないかもしれない…不潔だとも思ってしまいがちな年頃だしね。

でもね、これは娘さんに「人間の尊厳や命の尊さ」を教える絶好の機会です。まず、お母さん自身がそうとらえてください。それに、長男、長女が「お兄さんがほしかった、お姉さんがほしかった」というのは、よくあることよ。

今回の妊娠は、あなたにとってもあなたのご家族にとってもすばらしいことなの。娘さんの様子を見て悩むあなたの気持ちもわかるけど、まずはあなた自身が「自分の妊娠が娘を悲しませている」とはけっして思わないで欲しい。

1人っ子だった娘さんは、今までほぼ自分の思い通りに生きてきたと思います。が、社会に出たらそんなことばかりじゃありません。自分の思い通りにならないことがあるというを知るというのは、生きていく上でとても大切なことです。私は自分の幼い子どもを亡くしたとき、悲しみの底で「人生は自分の思い通りにならない」と知りました。我が子は、その小さな命を通して、私に大切なことを教えてくれたのだと思っています。 赤ちゃんが生まれ、家族が増えれば、娘さんも今までよりもずっとたくさんのことを経験できるでしょう。自分の思い通りにならないことも知るけれど、新しい命を迎えた家族の中で、得られる喜びも数多くあるはずです。赤ちゃんの誕生によって、家族の中で、より社会性に富んだ豊かな経験を積めるのだと考えてください。

それに、「自分の子どもを産むまで赤ちゃんに触れたことがない」という女性も多い今の世の中で、13歳の女の子が、赤ちゃんのいる暮らしができるなんて本当にすばらしいことよ。きっと赤ちゃんのお世話も手伝ってくれるでしょう。中学生の女の子がお母さんになる練習ができるなんて、とても幸せなことじゃないですか。ぜひ、そんな気持ちで赤ちゃんの誕生を待ってあげてくださいね。

先生のプロフィール

妊婦・親子水泳教師の草分け的存在として80歳過ぎまで現役で活躍後、プールの中での指導は卒業。現在は妊婦卒業生の強い味方として、指導に当たっている(東京アスレティッククラブ中野/月1回カンガルークラブ、年に2回親子コンサートの主催)。栄養士の資格と経験を生かし、スイミング教室の後は、お手製のおかず持参でお食事会を毎回ひらき、妊婦の悩みに答える、人呼んでヤンババ。その由来については、著書『ヤンババの出産・子育て知恵袋』(築地書館)をご覧あれ。著書に、堀口貞夫・金澤直子共著『ゆっくりきっぱりお母さんになる』(赤ちゃんとママ社)。
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