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妊娠後期(5~9ヶ月)
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2003-02-28T00:00:00+0900 2003.02.28

Q.体質的に子宮口が硬いということはある?

第1子が3歳7ヶ月です。1人目の臨月の健診で子宮口が硬いと言われていて週に2回注射を打っていました。陣痛が来て2晩陣痛室にいましたが子宮口が最大5センチまでしか開かず私の体力が低下しているということで帝王切開になりました。体重が14キロ増え血圧も高めになっていました。
今2人目を妊娠中で35週になろうとしています。今回は地元の総合病院で出産予定で、自然分娩を希望しています。先生には太らないこと・たくさん体を動かすことと言われています。今のところ7キロ増でなるべく体を動かすようにしていますが、もし体質的に子宮口が硬いとなるとまた手術かなと思ってしまうのですが、そういうことってあるでしょうか?

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●お産の不思議妊娠していない時の子宮口は直径1~2ミリしかありません。それが、お産の時には直径90ミリまで開くのです。考えられますか?お産のときは、考えられないことが起こります。硬くてもうダメかな(ということは、産科医が言う時は「帝王切開をしないとダメかな?」ということです)と思っても1時間くらいのうちにスーッと開くことがあるのです。もう少し待ってみようと思えるかどうかです。●あなたの気力・体力が大事です「体力が低下」していれば待てませんよね。はじめのお産のときは、あなた自身がもう嫌になっていませんでしたか?お産をする人の気力・体力がなくなっていたら、周囲の人がいくらがんばっても経膣分娩はできません。体力がなくなっているだけなら、ひと休みして(もちろん鎮痛剤や催眠剤を使ってです)、もうひとがんばりという手もあります。体重増加が多かったこと、血圧が高くなっていたことも担当の医者が「無理は止めようか」と思った理由かもしれません。今回は上手にコントロールできているようです。あなたの「下から生みたい」という気力が強いのだと思います。それが大切です。以上お読みになれば「体質」があったとしても、影響はわずかなものということがわかると思います。●子宮切開の傷のことも頭においてそれよりも、最初のお産の時の帝王切開の傷が子宮にあることの方が大切です。強い陣痛が必要な時、子宮筋の強い収縮は傷の部分を強く引っ張ることになるからです。強すぎる陣痛がなくても良いように、自分でできることはやったと「心安らかに」出産に臨むことが、あなたにできることでしょう。

2003-02-28T00:00:00+0900
  • ▼ 堀口 貞夫先生のプロフィール

    • 元愛育病院院長、元東京大学医学部講師。妊婦が安心して、自分が納得のいくお産をするために、のべ4万人という妊・産婦をあたたかく見守ってきた。「妊婦のことを親身になって考えてくれる」と評判が高い。JR四ツ谷駅前の「主婦会館クリニック からだと心の診療室」(主婦会館プラザエフ4F)元院長でもあり、女性のからだと心を両面からサポートしていた。著書に『あなただから だいじょうぶ』(赤ちゃんとママ社)、『改訂版 夫婦で読むセックスの本』(電子出版)など。

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