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妊婦さんのための幼児の性教育

2007年5月、東京・青山で、「ベビカムワークショップ 妊婦さんのための幼児の性教育」を開催しました。
講師のメグ・ヒックリングさんは、カナダやアメリカ、そして日本でも、ママや子どもたちのために長年にわたって 性教育の大切さを伝えてこられた方です。ここでは、当日のお話のポイントをご紹介します。
なぜ幼児に性教育が必要なの?
性教育というとセックスの方法を教えるもの? という誤解があるかもしれません。しかし、性教育の本当の目的は、自分のからだや性のしくみを、命の尊さとともに学ぶことです。それには、まずは性や体に関する正しい言葉を知ることから。例えば、性器も「ペニス」などの正式名称を知っておくことで、子どもは自分のからだの状態について、恥ずかしがらず科学的に話すことができるようになります。このことが、自分の体を他人や病気から守ることにつながるのです。
メグさんがカナダやアメリカの刑務所で聞き取り調査を行った結果、性犯罪者たちは、性器の呼び方も知らず、抵抗もしないような子どもを、性的虐待のターゲットにする傾向があったそうです。そうした被害に遭いそうになったとき、子ども自身がいけないことをされていると認識し、はっきり嫌だと伝えられるよう、親が性器の正しい呼び方や、他人に無断で触れさせてはいけない大事なところがあることを伝えていきましょう。
講師 メグ・ヒックリングさん(看護師)
メグ・ヒックリングさん米国とカナダで25年以上性教育に携わり、日本でも数年にわたりフレンドリーな雰囲気の性の健康ワークショップを、通訳の三輪妙子さんと二人三脚で開催。 著書に『メグさんの女の子・男の子からだBOOK』(築地書館)等。


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からだのしくみをユニークな教材を使って説明 メグさんの熱心なお話に聴きいる妊婦さんたち >世界で売れている性教育の本にみんな興味津々

性や命について、ふつうに話せる親子関係に。
では、いつから子どもと性の話をすべきでしょうか? ぜひ生まれたときから始めてください。おむつを替えるときも、性器を正しい名称で呼びましょう。そして、そのうち子どもが「赤ちゃんはどこから来るの?」などの質問をするようになったら、体のしくみを描いた絵本などを使ったりして、年齢に応じてわかりやすく、正しい話を伝えればいいのです。 親が家庭で一切性の話をしなかったら、子どもは「性の話はしてはいけないのだ」ということを、メッセージとして受け取るでしょう。実は、子どもにしてみれば妊娠や出産の話も、「ふーん、そうなんだ。ところで今日のごはん何?」というくらい日常的なこととして捉えられるのに、大人が隠したり、恥ずかしがったりし過ぎるのです。乳幼児の頃から家庭でオープンに性の話ができていれば、子どもが思春期を迎えたときも、心配ごとを相談できる親子関係が築かれているはずですよ。
メグさんに聞きました! 妊婦さんの素朴なギモン??
Q 科学的な言葉で性の話をするのが大事だとは思うけれど、子どもが外で大っぴらにそういう言葉を使うと、周囲にどう思われるかやはり不安…
A.メグさん
(ここで、メグさん流性教育を実践中の先輩ママからアドバイスが…)
「私も正直、子どもに幼稚園や近所で性に関する用語を使われると、先生やほかの親ごさんにどう思われるか気になったのですが、子どもは、家庭では科学的な用語を使うけれど、外ではちょっと控えたりと、意外に使い分けてますよ」
メグさんに聞きました! 妊婦さんの素朴なギモン??
●性教育の有無と性的虐待が関係しているなんて驚きだった。(妊娠6ヶ月)
●上の子たち(15歳・17歳)に性について聞かれたときは率直に答えてきたが、「ふーん」と、わりと素直に受け止めているよう。メグさんの言うように、大人の方が意識しすぎているのかも。(妊娠9ヶ月)
●性について隠したりせず話していこうと漠然と思っていたが、いつからそうすべきか意識していなかった。生まれたときから始めることが大事なのですね。(妊娠9ヶ月)