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私が選ぶ、私のお産 妊娠学校 クラスマム

10/2 第5回 パパと一緒にマタニティヨーガ
今、女性にとても人気が高い「ヨーガ」。体調を整えられたり、リラックスできる効果があって、気になっているママも多いことと思います。今回はパートナーにも一緒に来ていただいて、おなかの赤ちゃんに優しい「マタニティヨーガ」を習いました。そのダイジェストをご紹介します。
日本マタニティ・ヨーガ協会認定講師 鈴木淑子先生
仙台スイミングスクールで、妊婦さん向けの「マタニティヨーガ」を伝授していらっしゃる鈴木先生。 インストラクターの養成も行っていて、たくさんのママから、絶大な支持を受けています。24歳、23歳、高3の3人のお子さんのお母さん。

マタニティヨーガについてママたちのQ
「ヨーガってポーズが難しそう」「妊娠中ならではのヨーガって何が違うの?」 「赤ちゃんがいるのに、どこまでおなかを曲げたりしていいのかわからなくて不安」「肩こりや股関節の痛みに効くなら、ぜひやってみたいけど…」


ママと赤ちゃんのためのマタニティヨーガ
プログラム1 マタニティヨーガをやってみよう
今日は、仙台で産前産後のヨーガ講師としてご活躍の鈴木先生が来てくださいました。「パワーヨーガ、ホットヨーガ、ハタヨーガ…など、 ヨガにはいろいろありますが、今日は『マタニティヨーガ』です。おなかの赤ちゃんをいたわりながら、呼吸にあわせた全身体操を行います。 『吸って・吐いて』をしっかり意識することで、お産の呼吸法の準備にもなるんですよ。人によって体の柔らかさや呼吸の長さが異なるので、 無理はしないで、自分のペースでやってみてくださいね」。

自分の呼吸と力の入れ具合を、味わいましょう
「楽な姿勢で座り、大きな呼吸を。鼻で吸って、口で吐きます」。 まずは、鈴木先生のゆったりした声に合わせて、手を大きく広げたり、首を横に倒したり。 自分の呼吸と、体の力の入れ具合を、ゆっくり味わっていきます。 「力を入れたり、抜く感覚を覚えてくださいね。お産も、力が入らないように力をゆるめられるように練習しておくといいんですよ」。
そして、あぐらをかいて、アルファベットの「C」のポーズ。「赤ちゃんの背骨と、ママの骨盤を一つにしたような感じ。 カンガルーのしっぽが床についたようにイメージしてみて。体を反るのではなくて、Cの形に。骨盤を広げて、出産する形になりましょう。 パパは脚を閉じてやってみてくださいね。このパパの形はママが出産後にやると、骨盤の矯正になりますよ。 息を吐きながら、ぐーっと、骨盤を前につきあげていきます。そして吸って、しっぽがあがって、またどんどん床についていく感じ。 今のこのイメージを、お産のときに思い出してくださいね」。
その後、様々なポーズの後、横になってしばしリラックス。 「グ~」と、気持ち良さそうにいびきをかきはじめるパパも……! 「さあ、では起きましょう。ゆっくりでいいですよ。 みなさん、『はい、陣痛が来ました!』というときは、じっと寝ているよりも、少し動いて、ゆっくりと体の声を聞くといいんですよ。 今の気持ちよさを思い出したり、脚を開いたり閉じたり、そんな動作をしてみてください。お産は自分のペースが大事ですからね」。

次は、腰痛を防ぐポーズです。「両脚をとじて、脚をひきよせます。お尻のちかくまでかかとをあげてみて。 骨盤のゆがみが取れていきます。息を吐きながら、左へ体をだんだん倒していって。顔は天井を見て。そして逆へ……。 腰を上手にひねることで、腰痛を防げます。歩きすぎた日、疲れた日にも、ごろんと寝てやってみてくださいね」。
※このほか、たくさんのポーズを教えてくださいました。何より大事なのは「ゆったりとした自分の呼吸に合わせて、力を入れる・抜くことを、上手に調整すること」だそうです。
「ヨーガで自分がリラックスして、気持ちよくなると、赤ちゃんもたくさん動いてくれて幸せな気分になれますね」



パートナーに助けられて行うヨーガのポーズプログラム2 パートナーと組んで、やってみましょう
次はパートナーと組んでやるマタニティヨーガです。「正座の状態からひざとそけい部を思い切り広げてください。 パパは後ろに回って、お尻を上から押してあげる! はい、今度は上に押し上げてあげる! どうですか?」。 会場からは「気持ちいい~」という声がたくさん!「尾骨の周りの筋肉が凝っているので、押し下げたり、押し上げることで、凝りがほぐれて気持ちがいいですよね。
上手にできたら、チェンジしてパパにもやってみてあげて」。 「主人は足が硬くて、なかなかうまくできなくて…」という参加者の方からの声に、 「我慢して頑張って!」と励ます先生。みなさんから大きな笑顔がこぼれます。

パートナーに肩こりを上手にほぐしてもらうコツ
次は、パパもママも悩みがちな、肩こりの解消法について教えていただきました。 「肩をもまずに、うまくほぐす方法があるんですよ。手を後ろに組んで体を反ると、背中に羽のような骨が2つ出てきますね。 ここのくぼみに、手のひらを縦に入れて(小指側を入れ込む感じです)、関節をきゅっきゅって、マッサージしてあげてください。 強くしなくても、少しずつ関節が緩んできて、気持ちいいですよね。肩こりがひどいときは、手を全部入れて、マッサージしてあげる。 気持ちいいでしょ。そして、次は、左手を頭の後ろにおいてもらったら、右肩を押さえながら、左のひじを手前にひっぱってあげてください」
「気持ちいい~」という至福の声が、会場のあちこちに響きます。「左右でやってみると、曲がる角度が違うでしょ。 これが左右差。両方やっていると、バランスが取れていきますよ。 そして最後は、両肩に両手を置いて、上から体重をグーっとかけて……パッと離す! 肩こりは血液循環が悪い証拠なので、このマッサージでかなりよくなるはずです。 それほど力がいらないので、パートナー同士、交互にできたらいいですよね」

「ベビータッチを習っているときは、かってに自分のベビーを想像して幸せな気持ちになりました。今日は彼と参加できてよかったです」

ベビータッチをやってみましょう
「みなさん、ベビータッチって知っていますか? 今日はそのコツをお伝えしますね。 触れ合うことで、様々な効果があるんです。パパも忙しいと思いますけど、ほんのちょっとでも触れ合うことで、赤ちゃんはすごく喜びますよ。 まず、タオルを赤ちゃんに見立てましょう。はい、赤ちゃんの頭を、手のひらで『ぴっぴっぴっ!』っていいながら、髪の毛を触ってあげて。 次は、ほっぺをなでなで、なでなで、手でまーるく描いてなでてあげると、赤ちゃんは大喜びです。 そして、両手を持って、左右交互にお腹に乗せて、『ぽんぽこぽん、ぽんぽこぽん』。おなかを『の』の字にマッサージ、はい、今度は逆向きに。 脚をもって、裏をとんとんとん、足の指を1本ずつひっぱって……。これでもう、赤ちゃんはご機嫌になっているはず。幸せいっぱいですね。
では、みなさん、どうぞいいお産をしてくださいね。 そして赤ちゃんが生まれたら、ぜひ今日のベビータッチのマッサージをしてあげてください」

今日のコミュニケーションタイム
パパも、出産・育児に不安や悩みがいっぱいです
初めての出産を前に、実はパパも不安や悩みがいっぱい……。
今日は、パパも一緒に参加していただいているので、パパにまつわるお悩み相談会になり、金澤先生と先輩パパからたくさんのアドバイスをいただき、にぎやかに盛り上がりました。

金澤先生がすぐに、「はい! みなさんのなかで、自分のお父さんを忘れたことある人いる?…いないでしょ? だから大丈夫よ!」と声をかけると、 みなさん深くうなづいて笑顔に。そして、先生が続けます。「ママは赤ちゃんがおなかに9~10ヶ月もいるから、産まれる前からママの自覚ができていくけれど、 パパのほうは、産まれてすぐに実感を持つのは難しいし、それだけに何かと心配よね。特に最初の子は、どうしたらいいかわからなくて、おっかなびっくり触って、 何か起こると、『医者行ったか?』ってやたら連発したりして(笑)。それにしても、子どもが産まれるときって、パパはちょうど仕事が忙しい年代なのよね……。 でもね、毎晩、夜中12時過ぎないと帰ってこないパパで、平日は赤ちゃんと接触の時間がもてないとしても、その家に生まれた子どもなんだもん、しょうがないんです。 だから、『お隣りさんは、夜中でもパパがお風呂に入れてるらしい』なんて話を耳にして、無理に起こしたりしなくていいんですよ。 そしてこれは、こっそりママへのアドバイス。『今日は、○○ちゃん(赤ちゃんの名前)が、パパがお風呂に入れてくれる日だって、楽しみにしてるからね~』なんていうと、 パパは喜んで早く帰ってくるものですよ。ここで、決して『今日はお風呂に入れる日なんだから、早く帰ってきてちょうだい!!』なんて、強く言わないのよ(笑)」。

「立会い出産をするパパへ、アドバイスをお願いします」
そして次のパパからの質問は、「立会い出産を考え中なのですが、気をつけたほうがいいことはありますか」というもの。立会い出産を考えている方は? と伺うと、半数以上から手があがりました。
ここでも金澤先生からアドバイス。「夫婦は、別々の心と体なんだから、『一心同体で』なんて無茶なことを思わないことね。 ママの陣痛の痛みを、パパが全部わかるわけないんだから! ママはパパのことをつねって『これくらい痛いの!』って伝えてもいいんですよ」と、金澤先生。 とにかく『以心伝心』なんてこと言ってちゃダメ。夫婦だって、お互い口で言わなきゃわからないのよ」。
そして、堀口先生からもアドバイスです。「妊娠中って、どうやって出産するか、どうやって子育てをするかということを、夫婦で話し合うためのいい準備期間なんですよね。 以前、病院で立会い出産のためのクラスを持っていたときに、あるご夫婦から『結婚して初めて、一つの問題について話し合う機会を持てた』と言われたんです。 こうやって、出産も育児も、夫婦がよく話し合っていくことが大事ですよね。その結果、立ち会ってもいいし、立ち会わなくてもいい。 立ち会おうと思っていても、パパが間に合わないことだってありますしね。あと……分娩室はかなり蒸し暑いんですよ。 中には、蒸し暑さにひっくり返るパパもいるので、ママは『気の小さい人』だなんて思わないであげてくださいね」。
もうひとつ、女性の視点から金澤先生のアドバイスです。 「パパが一生懸命ママにマッサージしても、ツボがうまくいかなくって、『そこじゃない、もうあっち行って!』なんて言われることがあると思います。 それはママの本心(笑)。意地悪を言ってるんじゃなくって、本音なんです! お産のときのママは本当に必死なので、ちゃんと理解してあげてくださいね」。

「パパが手伝えることって、どんなことでしょうか?」
「子どもを育てていくのに、パパは何をしたらいい?」「男にできること、できないことって?」と、パパならではの役割分担についても、質問がたくさんあがりました。 すると堀口先生が「おっぱいを飲ませる以外は、だいたいできるものですよ。ただ、『やろうと思うか、思わないか』なんですね。料理だって、男はやろうと思えばできるはず。 でも好きかどうかにもよるので、夫婦でよく話し合ってほしいですね」。
すると、金澤先生が笑顔に。「子どもが産まれたら、自然と何かしたくなっちゃうものよ。そんなにあれこれ心配しなくても、大丈夫! ただ、 ママは、おなかの中で10ヶ月近くも育ててきたから、産まれた後は、今度はパパの頑張りどきよ。ここで、パパにお願いしたいことがあります。 もしママが何かで失敗してしまっても、『母親なんだから』『ママなんだからしっかり』なんていわないでね。これはね、本当に悲しくなっちゃう。 特に最初の1ヶ月は、昼夜問わず母乳をあげるのが大変で、ママは死ぬほど眠いのよ」。


▲ベビカムの安西代表
そして、ベビカムの安西代表が、パパ経験者として語ります。「こうやって、夫婦そろって一緒に参加されているということは、 とても協力的な素敵なパパなのだと思います。ただ、子どもが産まれて、ママの手伝いをして、『いやー今日は頑張ったな~』と思ったとしても、 ママにしてみれば、ほんのちっぽけな、ママのはたらきの半分にも3分の1にも満たないもののようですよ……。どんなにパパが頑張っても、 赤ちゃんとの時間が長いママには負けますので、そういうことを頭に入れておくと、いいと思います」
そして最後に、堀口先生からも。「あれこれ心配していても、子どもは時が来たら産まれてきちゃうんです。 『父親らしい父親にならなきゃ』なんて、頑張りすぎないでいいですよ。ただ、子どもが産まれると、 母親がどうしても子どもにつきっきりになるから、父親の方から、母親や子どもに、なるべく近づくようにしてあげてください。 『パパ・ママ・子ども』の、気持ちの上で『いい正三角形』の形を築いていけたらいいですね」

ベビカムより
今日のテーマは「パパと一緒にマタニティヨーガ」。パートナーと並んでポーズを取ったり、お悩み相談に耳を傾けたり。 パパが出産や育児について話す場が少ないこともあってか、終始パパの目はキラキラと輝いて興味津々でした。 ママからは「パパの自覚がより高まった」という声も多かったです!