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トップページ > 妊娠出産育児の学校 > CLASS MoM > 第1回「幸せなお産って?」

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私が選ぶ、私のお産 妊娠学校 クラスマム

8/8 第2回 母乳育児を楽しもう!
わからないことだらけの初めての妊娠でも、正しい情報を知っていれば、不安なく出産までの期間を楽しめます。
堀口貞夫先生が、「妊婦さんに今、知っておいてほしいこと」をお話しくださいました。盛りだくさんの内容で、すべてを掲載できず残念ですが、その一部をご紹介します。
堀口貞夫先生
前愛育病院院長。現在は、主婦会館クリニック(東京都千代田区)にて診察を担当。これまでに診てこられた妊婦さんは4万人以上。著書に『あなただから、だいじょうぶ!』(赤ちゃんとママ社)など多数
お産についてママたちのQ
安心・安全・健康なお産をするにはどうしたらいいの?/最近朝起きたときにすごくむくんでます。これって大丈夫?/お産のイメージがつかめないので漠然とした不安があります。このままでいいの?/妊娠したら運動はやめなきゃダメ?/お酒は1滴もダメ?/
お産についてママたちのQ

クラスマム風景
「今みなさんは妊娠4~7ヶ月ということですが、腰が痛いとか息切れするとか、そういう症状がもう出ていますか? これは多くの場合、妊娠を維持し、赤ちゃんを育ててお産に備えるために起こってくる当然の変化です。そのしくみをこれからお話ししますので、症状の背景を知ることで、余計な不安を取り除いてもらえたらと思います」


「大きくなった子宮の中に、どんどん血液を送りこんでいかなければならないので、血液の量がだいたい40~50%増えるんです。女性のふだんの血液量は4リットルくらいだから、1.6リットルも増えることになりますね。これだけ増えると、血液を押し出すときに心臓に負担がかかるから、階段で息切れするのも当然なんです。また、これまでのペースで心臓を収縮させていては押し出す血液量が間に合わず、脈拍数を増やしてそれを補っているので脈が早くなるんですよ」





「食品メーカー勤務なので<食>には関心があります。子どもには、食品添加物を極力避けたものを食べさせたいので、今パンづくりなどに凝っています。」
子宮がどんどん大きくなると、からだの中心にある、足の方にいく太い血管を圧迫します。動脈の場合は、心臓の収縮で血液が押し出されてくるから、子宮に圧迫されてもそれほど影響は受けないんです。でも、大静脈の方では、血液は重力に抵抗して足から心臓に戻ってこなきゃいけないので、圧迫の影響を受けやすい。また、人間は立って生活しているので、もともと足の方には血液がたまりやすいんです。そのような状態で、血管の緊張がちょっと弱いところがあると、そこがふくらむ。これがふくらはぎや、ひざの裏などにできる静脈瑠です。また、肛門のまわりでこれが起こると、痔になります。

同じことが原因で起こる症状はまだあります。まだ妊娠後期の方は少ないようですが、もう少し妊娠週数が進んで、子宮が大きくなった状態で仰向けに寝ると、立っているときより、背骨と子宮の間で血管が圧迫され、心臓に戻る血液が減ってくる。すると心臓から押し出す血液の量が減るので、血圧が下がり気持ち悪くなることがあります。仰臥位低血圧症候群と言いますが、これは横向きに寝て、圧迫を解けばすぐ治まりますよ。




「血液がからだの末端のほうにたまった状態が続くと、少しずつ血管の外に水気がしみ出ていき、これがむくみになります。
ところで、むくみというと、妊娠高血圧症(妊娠中毒症)の最初の症状でもあるので、気をつけなければいけないのですが、生理的に起こる自然なむくみと、危険なむくみをどう見分ければいいのでしょう。人間のからだは左右対称ではなく、例えば歯のかみ合わせがたいていまっすぐでないように、子宮もねじれているし、血管もからだの真ん中を通るわけではなく少しずれています。このねじれで、たいていの人は左側の足にむくみが起きやすいんです。だから、妊娠高血圧症ではなく、うっ血が原因で起こるむくみは、例外もありますが左側が多いですね。
あと金澤さんのマタニティスイミングに関わっていてわかったのですが、クロールなどでうつぶせになって泳ぐと、子宮が背骨を圧迫せずに浮き、さらに足をバタバタさせて動かすから、足にたまっていた血液もどんどん心臓に戻る。このように、泳いだあとに取れるようなむくみは、問題ないのです」

※このほか、胸焼け、胃もたれ、めまい、動悸、息切れ、腰痛、耳がつまったような感じ…などの症状についてもご解説くださいました。みなさん、ご自分の症状のときには深くうなずいてらっしゃる姿が印象的でした。

妊娠中の腰痛など、不快な症状をふっとばしてくれるのがこの方! マタニティスイミング講師であり、メディカルアクアフィットネスインストラクターの幸山玲子先生が登場です。「最近、骨盤のゆがみから腰痛を起こす人がとっても多いんです! 腰をグルグル回して骨盤をよーく回転させてくださいね」「肩こりのときに肩を回しますよね。それをやるときのコツ! 肩の筋肉は内側に向かっているので、まずは外側(背中側)へ向かって回し、それから内向き(胸側)に回して戻してくださいね!」パワフルな幸山先生の動きに、みなさんの緊張が解けました!

※この後、プログラム2【分娩のしくみ(ビデオ上映)】/3【知っておきたい妊娠出産時のリスク】のご講義があり、その後質疑応答。みなさんから「無痛分娩」などについてご質問がありました。

「外資系企業を退職後、現在国家資格目指して税法を勉強中ですが、今年子どもを授かることができました。しかし、つわりには参りました…」

「病院の健診は時間が短く、ここまで教えていただける機会もないので、今回の堀口先生の講座で、安心という大きな『リラックスの素』をいただきました」「雑誌や本で手足がむくみます、と書いてありますが、なぜむくむのかを、妊娠から出産という一連の流れで理解できました」「休憩時間にエコー写真の見方を伺ったところ、とても親切に教えてくださって感激しました」

今日のコミュニケーションタイム

講義の後は、ちょっとしたお菓子をいただきながら、講師の先生に気軽に質問したり、妊婦さんどうしお話できる時間です。この日は、金澤先生お手製のカルシウムたっぷり小魚も配られました!
今回は、砂時計を回しながらの「1分自己紹介」。金沢先生の力強いリードのおかげで、みなさん気軽に話せたよう。

妊婦はどこまで「無理」していいの?
「ずっと運動をしていたので、やめてストレスがたまってます。妊娠中は自転車にも乗っちゃいけない、ってよく聞きますが…」というご質問。すかさず金澤先生が「堀口先生? どうなんです?」「うーん、前に勤務していた下町の病院では、妊婦さんたちは、自転車に乗って健診に来る人も大勢いましたね。それでも、その病院で流産や早産が多いっていう話は聞いたことなかったねぇ。医者は『止めておいて』っていう方が楽だし、万が一何かあったときに責任が持てないっていう気持ちもあるから、どうしても無難な指示を言うことになるのですね…。長く運動をしてた人なら、ここからはきつい、という自分にとっての運動の強さがわかるんじゃないかな。そのあたりをよく見極めればいいんじゃないかと思います」

お次は、「今、国家資格をめざして勉強中。でも、つわりがひどかったので勉強の予定が遅れてるんですよ…」という方に金澤先生のアドバイス。「今までだったら、そこでエイッて無理してたと思うわよ。でもね、こう考えましょうよ! 勉強中におなかがグーッと張ったりしたら、赤ちゃんが止めてって言ってると思ってね。一人のからだじゃないのだから、そこは赤ちゃんのようすも気にかけてあげるのよ」


話題になったのが妊娠中のお酒。みんなきっぱり止めてる? ちょっとは飲んでる? そこで金澤先生が堀口先生に質問。
「先生、お酒は絶対ダメ?」「うーん、僕はタバコは吸わないので、妊婦さんにも気軽に『タバコはやめてください』って言うんですよ。でもお酒は自分が好きだからね、『ちょっとくらいはいいです』って言っちゃう。海外、例えばフランスでは妊娠中でも食事のときワインは欠かさないでしょうしね。最新の研究では、妊婦さんが、飲まなきゃ手が震えるようなアルコール中毒の状態だと、胎児に悪影響を及ぼすっていうのは確実です。
ところが、そこまでいかない飲酒が赤ちゃんに影響を与えるかというと、はっきりと分かってない。まあ、でも、アルコールは中枢神経に集まりやすい性質があるので、なるべく飲む機会や量を減らした方がいいかな。絶対悪いというわけではない、というのが現状ですね」「1滴も飲んじゃダメっていうと、逆にストレスになる人もいるものね、『乾杯!』の一杯くらいはいいんじゃないかしら?」



みなさんの自己紹介の後はゲスト登場。保育士の大河内恵津子さんが、「小麦粉ねんど」のつくり方を教えてくださいました。みなさん、1年後にはベビーのために作っているかも。粘土をこねながら大河内さんの詩の朗読に聞き入りました。

途中、「パートナーが家事を全くやらなくて不安」という声があがると、金澤先生と幸山先生がすかさずアドバイス。「おむつ替えてくれたり、細かいことで頼りになる男っていうのは、大きなことで頼りにならないの。男はね、肝心なときだけドンと構えてくれればいいの! オムツ替えてくれないからって気にしなさんな!」

「母と子の音楽会」など親子向けのイベントにご出演の舞台人。読み聞かせなど、赤ちゃんとママ向けのイベントで大活躍中。今回も素敵な詩を朗読してくださいました。