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ベビカム Weeklyリサーチ

余白VOL.61 マタニティマークって知られてる?
 

2008年10月7日(火)〜10月14日(火)
有効サンプル数 1482

妊婦以外にはマタニティマークは「知られていない」と思う方が77%
ベビカムでは、ウィークリーリサーチの第61回として「マタニティマーク、役立てていますか」というアンケートを実施しました。
現在妊娠中の方や出産を経験した女性以外には、(厚生労働省が制定した)マタニティマークは「知られていない」と思う方が77%でした。

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余白1. 「マタニティマーク」、妊婦さんの認知度は少し向上
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ベビカムでは、2007年4月、2008年5月、今回(2008年10月)と、継続的に(厚生労働省が制定した)マタニティマークの認知度をリサーチしていますが、今回の調査結果では「知っている」方が96%、「知らない」方が4%でした。現在妊娠中の方に限れば、「知っている」方は99%です。
2007年4月のベビカムの調査では、「知っている」の74%に対して「知らない」が26%と4人に1人以上いたことを思えば、少なくとも妊娠・出産世代の女性には、この1年半ぐらいでマタニティマークは急速に浸透したようです。
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グラフ1
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余白2. 電車やバスに乗るとき、「マタニティマーク」をつける?
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マタニティマークのことをご存じの妊娠中の方および出産経験者の方に、「妊娠中に電車やバスに乗るとき、マタニティマークはつけているか?(つけていたか?)」をお聞きしました。
「つけている(つけていた)」という方は、今年5月の時点では34%でしたが、今回は41%で、なかでも、現在妊娠中の方では過半数の52%に達しています。
一方、「持っているがつけていない」という方も、全体では24〜25%、現在妊娠中の方では34%で、決して少なくありません。
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グラフ2
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余白3. 「マタニティマーク」を、持っているのにつけない理由は?
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2.で見たように、「マタニティマークを持っていてもつけない」という方が現在妊娠中の方では3分の1を超えるなど、決して少なくありませんでした。
その理由をお聞きしたところ、「そもそも電車・バスなど公共交通機関で外出しない」という方を除けば、「『席を譲ってください』と訴えているようで、抵抗がある」というお答えが最多で、出産経験者の方で40%、現在妊娠中の方で35%を占めました。
一方、「マークのことが妊婦以外に知られておらず、つけても無駄だから」というお答えは、出産経験者の方で21%ですが、現在妊娠中の方では10%で、以前より世間一般の認識が進んでいると感じられるところもあるようです。
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グラフ3
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余白4. 妊婦以外に「マタニティマーク」は認知されていると思う?
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1.で見たように、妊娠・出産世代の女性では、「マタニティマーク」の認知度は96%に達しています。一方、4.で見たように、マタニティマークを持っていてもつけない理由として、「マークのことが妊婦以外に知られていない」と答えた方は少なくありません。そこで、みなさんに、妊婦以外の一般の人にマタニティマークはどれくらい認知されていると思うかをお聞きしました。
その結果、『知られている』と思う方は、冒頭に示した通り、「じゅうぶん」と「ある程度」を合わせても23%でした。「あまり知られていない」が65%、「まったく知られていない」が12%で、合わせて『知られていない』と思う方が77%に達しています。
みなさんのパートナーに限定しても、「知っている」は48%と半数に達しませんでした。
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グラフ4
 
余白5. 「マタニティマーク」の認知が進んでいるのは首都圏限定
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東京都内など首都圏では、駅や電車・バスの車内にマタニティーマークを啓蒙する広告類が掲出されていたり、電車・バスの中や町を歩く人の中でマタニティマークをつけた人を見かけることも増えてきたりなど、マークの認知度や普及率はある程度向上してきているようです。
しかし、首都圏から他の地方へ転居された方からの「東京に住んでいた頃は、駅のホームなどでマタニティマークのポスターなどをよく見かけて、マークの普及活動が行われているな・・・という実感があったが、福岡に引っ越してきてから、そうしたポスター類を駅などで見たことがない」(26歳 福岡県 初産妊娠中)という指摘の通り、まだ首都圏以外では認知や普及はあまり進んでいないようです。
実際に、4.の「妊婦以外の一般の人にマタニティマークはどれくらい認知されていると思うか」という数値を、首都圏とそれ以外で比較すると、首都圏では『知られている』が37%なのに対して、首都圏以外では『知られていない』が実に87%に達しています。
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グラフ5
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今回のまとめ
「周りから妊婦だと本当に気づいてもらいたいのは、つわりがひどい妊娠初期の頃。おなかが大きくなる妊娠後期は、マタニティマークをつけていなくても、誰でも妊婦だと分かる」(33歳 兵庫県 1児のママ)という声のように、つわりの症状が出やすい妊娠初期こそ辛いものですが、まだおなかの大きさが目立たないため、妊婦であると気づかれにくいという問題があります。

VOL.39-2でも説明しましたが、そんな状況を少しでも改善しようと、厚生労働省の「健やか親子21」推進検討会がデザインを公募し、平成18年3月に制定したのが、1.で示した「マタニティマーク」です。

【マタニティマーク制定のねらい】
◆妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくする。
◆さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進する。
・・・厚生労働省「健やか親子21」推進検討会の報道発表資料
『マタニティマークをとおした「妊産婦にやさしい環境づくり」の推進について』(http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/03/h0301-1.html)より

マタニティマークの認知度は、「妊娠」「出産」が身近なベビカムユーザーのみなさんでは96%に、現在妊娠中の方では99%にまで達しており、妊娠・出産世代の女性には、ある程度認知や普及が進んでいると言えるでしょう。一方、みなさんの中にも「自分が妊娠するまで知らなかった」という声が多いのも事実です。ましてや妊婦以外の人の認知は、まだまだこれから・・・という状況です。

これは、みなさんの多くが指摘している通り「PR不足」の影響が大きいでしょう。

では、どのようにPRするかですが・・・、「テレビCMなどで大々的にPRする」というご意見も多数寄せられましたが、「多くの妊婦さんが、マタニティマークをつけて出かけることで、マークの存在をもっと知ってもらう」というのが、結局はいちばん確実なPR方法ではないでしょうか?

みなさんの間でのマタニティマーク認知度は90%を超えていても、パートナーの認知度でさえ、50%に達していません。まずは、みなさんのパートナーやご両親(祖父母)にマークのことを知ってもらい、その意義を理解してもらうことで、妊婦以外の認知度向上につながっていくことを期待したいですね。

「そんな悠長に待っていられない、つわりが辛い今、電車やバスで席を譲ってもらえるようにして欲しい!」というお気持ちの方もさぞ多いと思います。でも、あなたの目の前にいる、優先席でタヌキ寝入りを決め込むような人には、どれだけ大量にテレビCMを流しても、その心に響くことはないでしょう。

「もし席を譲ってもらえたときには、ありがたく好意に甘えさせてもらう・・・」ぐらいの気持ちでいる方が、余分な精神的ストレスをためないうえでもよさそうです。

多くの妊婦さんがマタニティマークをつけて出かけ、「まだ、おなかが大きくなくてつわりが激しい時に、いまどき風の男子高校生がマタニティマークに気づいて、席を譲ってくれたことがうれしかった」(30歳 愛知県 1児のママ)のようなシーンが増えるといいですね。

最後に、マタニティマークを持っていない方のなかには、「マークがどこでもらえるかわからない」という声が相変わらず少なくありませんでしたが、首都圏の鉄道事業者では、駅事務室等で希望者に無料配布しているところが多いようですし、最近では、母子手帳を受け取る時に、いっしょにもらえるという地域もあるようです。

【マタニティマークにひとこと!】
■想像以上に女性が知らないことが多い、妊娠したことのない女性が知らないことも多いと思う。マタニティマークについてだけではなく、男女問わずまずは女性が妊娠したらどのような体の状態になるか、妊娠○ヶ月では赤ちゃんはどういう状態なのか、などを知る機会や啓蒙活動があってもいいのでは。妊娠したら母親学級などで学ぶ機会があるが、その前にはなかったので。 (30歳 千葉県 1児のママ)
■新聞や広報紙などで、マークと妊娠中の体調のこと(特に妊娠初期は体型は変わらなくても体調が悪いことなど)を広く認知してもらえるようにする方が良いと思う。昔の人は、妊娠は病気じゃないとよく言いますが、やはり体調は一人ひとり違うし、切迫流産・早産の人もいるから、妊婦もいろいろということを知ってもらえるようにするべきだと思う。(30歳 北海道 初産妊娠中)

■なぜ妊婦は立っているのが辛いのか、座った方が安全かなど、優遇ではなく「必要!」と思ってもらえるような認知活動をしないと、マークを使うほうも使いづらい。「妊婦も辛いだろうけど、仕事で疲れている俺だって辛い」と思っている男性もいるだろうから。(35歳 千葉県 2人目妊娠中の1児のママ)
■妊娠しているからといって優先的に座らせてもらうというのは、妊娠したことがない人からすれば、「なぜ譲らなければならないのか」という気持ちだと思う。私も、自分が妊娠するまではそう思っていた。妊婦はなるべく混雑した電車やバスを避けるように心掛けることが一番だと思う。(33歳 埼玉県 初産妊娠中)

■席を譲って欲しいくらい辛い時なら「譲ってもらえませんか」と自分から言うべきだと思うし、見た目ではわからない障がいを持った方もいるので、あまり「マーク=席を譲ってもらうためのもの」として宣伝するのはどうかと思う。(23歳 愛知県 1児のママ)
■確かに妊娠中、席を譲っていただけると助かるしありがたいですが、世の中には妊娠したくてもできない女性もたくさんいらっしゃいます。そういう人はマークを見たくないんじゃないかなー?と・・・。そう考えると、他の方がつけているのは気になりませんでしたが、私自身は自慢するかのようで、せっかくいただいたマークを一度もつけていません。(28歳 大阪府 初産妊娠中)

【マタニティマークのおかげ!?】
■妊娠中、市内を走っている福祉バスにお世話になりました。初期はおなかがまだ出ていなくても、キーホルダーになっているマタニティマークを見せるだけでよかったので重宝しました。(31歳 大阪府 2児のママ)
■夜のラッシュ時に電車で立っていたら、サラリーマンに席を譲ってもらった。その人も疲れているだろうになあ・・・と、申し訳ないくらいだった。(30歳 神奈川県 初産妊娠中)

■おなかもまだ目立たないころだったが、手続き書類を書くときに椅子のある部屋に案内してもらえた。(23歳 茨城県 初産妊娠中)
■化粧品カウンターで、高さが低い椅子を用意してもらえた。(31歳 兵庫県 2人目妊娠中の1児のママ)

■レストランなどで、ソファタイプの席にしてもらえたり、冷房が直接あたらない席にしてもらえたりした。(34歳 東京都 初産妊娠中)
■レストランで食後の飲み物を選ぶ際、メニューには『コーヒー・紅茶』としか書かれていなかったのに、「ノンカフェインのハーブティーをご用意させていただきますが、いかがでしょうか?」と言ってもらえた。(36歳 神奈川県 1児のママ)

■まだ妊娠3ヶ月でおなかが出ていないときに、スーパーで買い物をした際、店員さんはもとより買い物に来ていた見知らぬ人が、レジかごを運んでくれたりした。(36歳 愛知県 2児のママ)
■妊娠したことを言わないうちに、取引先の担当者(女性)がかばんにつけていたマタニティマークを見つけて、それ以降、仕事内容や進め方を体調第一に配慮してもらうことができた。(37歳 神奈川県 2児のママ)

 ★関連リサーチ結果
  (VOL.39-2「妊娠中の外出 (その2)マタニティマーク、活用していますか?」)は、⇒こちら
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