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保育園&幼稚園入園前に知っておきたいこと

2010/03/01(月) 10:25

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春は新生活スタートの時期。今春より子どもが保育園や幼稚園に入園する予定というご家庭も多いことでしょう。
保育園や幼稚園に入園した途端、子どもが病気に掛かりやすくなった…という先輩ママの声を聞いたことはありませんか? 特に4月より育児休暇明けで働き始めるママにとっては、職場復帰した早々休みがちになるのは頭の痛いことです。



2009年12月東京で開催された記者勉強会に参加してきました。この会では、東京都足立区で小児医院を開業されている和田紀之先生による「意外と知られていない保育園での感染症について」講演されました。そこで今回はその講演内容をもとに、保育園や幼稚園に入園する前に親として知って欲しいこと、済ませておいて欲しいことなどをご紹介します。

集団生活をするとどうして病気になりやすいの?

保育園や幼稚園に通っている子どもは、何かと病気に掛かりやすくなります。入園前まで家族や限られた人とだけ接していた環境にくらべ、保育園や幼稚園は、園児、先生、送迎の保護者…どうしても大所帯になってしまいます。そこでいくら自宅で気をつけていても、一人が病気になるとあっという間に園内に感染が広がってしまいます。それでは、親としてはどのようにして病気から子どもを守ることができるのでしょうか?

予防接種の重要性を知ろう!

病気から子どもを守るためにまず知って欲しいのが「予防接種」の大切さです。
からだが未熟な乳幼児は、病気に対する抵抗力が弱いため病気に感染しやすい状況に置かれています。感染症の中には乳幼児の命にかかわるもの、後遺症を残す恐れがあるものもあります。
予防接種を受けることで免疫力をつけることができ、その感染症から子どもを守るためことができます。
子どもの予防接種には、定められた期間内であれば無料で受けられる定期接種と、自己負担で受ける任意接種があります。定期接種の場合、集団接種となるため日時が指定されることがあります。当日、子どもの体調が悪いときは接種することはできません。その場合は、市区町村の担当者に他で受けれる日を問い合わせしておくとよいでしょう。

治療法のない感染症「麻疹(はしか)」

日本は麻疹の輸出国と言われています。発熱など風邪に似た症状からはじまる麻疹。麻疹になると免疫能力が低下し、肺炎や脳炎、中耳炎などの合併症を起こす可能性の高く死亡率も0.1〜0.2%。極めて重篤な疾患であるのにそれにも関わらず、保護者の方の認識が低く接種率は80%程度です。また麻疹は感染力が非常に強く1人が感染すると空気感染により10〜15人に感染をします。(インフルエンザは1人感染すると2〜3人)麻疹には治療法がないため、ワクチンでの予防接種でしか対応ができません。
麻疹の予防接種MR(麻疹・風疹今号)は、1歳からが定期予防接種の対象年齢ですが、生後6ヶ月から任意接種することが可能なため保育園の集団生活に入る前に接種しておくよいでしょう。

任意接種は受けなくていい?

定期予防接種はすべて受けているけれど、任意接種は「任意」だからいいのでは?というものではありません。
和田先生自身、予防接種を受けてさえいれば残念な結果にならなかった症例を何度も経験しているそうです。任意の予防接種はお金が掛かるから…、未接種の理由とする保護者の方もいるそうですが、逆に感染症に掛かった場合の費用や看護負担を考えると予防接種は安い保険であるともいえます。

自分のからだの症状を上手に伝えることができない子ども。どんなにベテランの小児科医であっても、判断が難しい状況もあります。そんな場合、その子どもの予防接種の受診状況によって診察や治療が適切かつ迅速にできる可能性が高まります。

もしかして…と感じたら休ませる

朝、子どもの体温を計ると微熱。もちろん子どものことは大切だけど、大丈夫だろうと登園させてしまう。
無理して登園させることで、他の園児に広がったり、また抵抗力が弱くなっている状況のため逆に他の病気に感染してしまうことも想定されます。仕事を持つ親にとっては頭の痛い話ですが、大事を取って休ませ病気を未然に防ぐことも大切です。
園の掲示板やお便りなどには、その時期に流行りやすい病気や、現在発生している病気などの情報を掲載していることが多いものです。親として、子どもを病気から守るアンテナを張り巡らせましょう。