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ライフプランニングのおはなし〜入門編〜

はじめてのライフプランニング入門講座
「ライフプランニング」という言葉、聞いたことはあるけど、本当の意味はよく分からなくてというママもいるのではないでしょうか?ライフプランニングの意味やメリット、実際にライフプランニングを行うところまでをご紹介します。


ペンライフプランニングってなんのこと?

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ライフプランニングとは、
ママと家族の「将来の夢や目標」を疑似体験すること

たとえば、サンマの味とイワシの味がどう違うかは、それを食べたことのない人には分かりませんよね。それは、同じ体験をした人にしか、ものごとが共有できないから。

ママの将来も同じ。これから先のことを、いま体験するのは不可能ですが、「これから先、起こりうること」を、ある程度予想して疑似体験することは可能です。この、「ママや家族の将来を予想して疑似体験すること」が、ライフプランニングなんです。

たとえば、「子育てにいくらお金がかかるか」は、人の話を聞いただけではよく分かりません。でも、何年後に赤ちゃんが生まれて、その子が何年後に幼稚園にあがって、小学校に入学するのは何年後で、という風に、具体的に自分のケースに落とし込んでみると、とても分かりやすいのです。


ペンライフプランニングはなぜ必要?どんなメリットがあるの?

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ライフプランニングを通して
「将来起こりうること」に対処すれば、
いざという時、必ず役に立ちます

先行き不透明な時代の中で、多くの人たちが何かしら不安を感じながら生きています。そんな中で、赤ちゃんが生まれたら、その子が学校に行くためには教育費が必要になるとか、自分の家を持ちたいと思えば、住宅を購入するためのお金が必要になるとか、パパの定年後、夫婦で老後を過ごすためのお金が必要になるということは、生きていれば、誰の人生にも必ず訪れます。

たとえば、赤ちゃんが生まれて、その子を私立の学校に通わせるとします。入学して初めて、「私立に通わせるとものすごくお金がかかる」という現実を突きつけられたママと、あらかじめそのことを知っていたママとでは、どんな違いがあるでしょうか?

「私立はお金がかかる」ことを前もって知っていたママには、「そのことを知っている」という安心感がありますし、そのために必要な教育資金を、早い時期からコツコツと準備していたかもしれません。

住まいも同じ。不動産会社に勧められるままに高額な物件を買ったり、銀行に勧められるままに高額なローンを組んでしまうと、途中でローンが払えなくなってしまうかもしれません。でも、「わが家の収入に見合った住まいの適切な価格」をあらかじめ知っていれば、毎月のローンの返済に困ることはないはずです。

ライフプランニングとは?

ペン 「ベビママさん」が、ライフプランニングを初体験「ベビカムの平均的な読者ママ」の事例で紹介します。

2009年10月、ベビカムでは「子育てファミリーのライフプランに関するアンケート」を実施。アンケート結果から、「ベビカムの平均的な読者ママ(=ベビママさん)の収入と支出、ローンの金額」を割り出しました。これをもとに、ソニー生命の三好さんとライフプランニングを行います。
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ベビママさん ベビママさんプロフィ−ル
ベビママさん(32歳)は、現在妊娠9カ月。会社員のパパ(34歳)と4年前に購入した新築一戸建に暮らしています。ライフプランニングについて相談するのは、今回が初めて。第1子誕生をきっかけに、家計を見直したいと考えています。
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三好さん相談にのったのはこの人
ソニー生命保険株式会社 
ライフプランナー推進企画部 ライフプランニング推進室
課長 三好俊幸さん
ライフプランニングについて、わかりやすく丁寧に教えてくれました!
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まずはライフプラン表を作ります
今回、ベビママさん一家がこの先どんな人生を歩んでいくかをイメージするために使ったのが、ソニー生命の「ライフプラン表」と専用のシール。年表形式で現在から35年後まで、家族のそれぞれが、いつ、どんなことをしているかを、シールを貼ったり書き込みをして、家族の未来図を作っていきます。
ライフプラン表
ライフプラン表用シール
記入見本

 



ステップ1家族全員の現在の年齢を記入します

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グラフ1
最初に、表の縦軸に、パパとママの名前と現在の年齢を記入します。パパは34歳、ママは32歳。イメージしやすいように、それぞれのキャラクターシールも貼ります。ベビママさんは妊娠9カ月なので、お子さんの欄に赤ちゃんのシールを貼って、0歳と記入します。
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ステップ25年後、10年後、家族が何歳になっているかを記入します

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グラフ2
次に、それぞれの家族が5年後、10年後…35年後に何歳になっているかを記入します。たとえば、5年後はパパが38歳、ママが36歳、お子さんが4歳。30年後だと、63歳、61歳、19歳。今は長寿社会なので、パパが80歳まで生きたとして、ママは78歳、お子さんは46歳。パパとママが平均余命を迎えるとき、お子さんは40代半ばになっているんだなとか、これだけでも、子どもの成長過程でパパやママが何歳になっているか気づくきっかけになります。

それから、パパやママにはご両親がいるはず。その年齢も記入しましょう。パパのご両親だと、5年後におじいちゃんが69歳、おばあちゃんが68歳、10年後に79歳、78歳。ここでは、仮におじいちゃんが80歳まで、おばあちゃんが85歳までご存命としておきます。
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老後や介護に必要なお金は、身近な人の事例で検証する
パパもママもまだまだ若いし、35年も先のことなんて…と思っている人も多いかもしれません。でも、誰にでも「老い」は確実に訪れますし、介護が必要になった時、何にどれだけお金がかかるかを知っておくことは大切。身近な人であるご両親や親戚の事例で、家族の老後をシミュレーションしておきましょう。
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ステップ3お子さんの進学する時期を記入します

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グラフ3
ベビママさんは妊娠9カ月なので、お子さんが幼稚園に上がるのが4歳、小学校入学が7歳、中学校入学が13歳、高校は16歳、大学が19歳、大学を4年で卒業したとして23歳。こうすれば、お子さんが何年後に、教育課程のどの段階にいるかがひと目で分かります。
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子どもの進路で、教育費はずいぶん変わります
幼稚園から大学まで、すべて国公立に行く場合と、すべて私立に行く場合とでは、教育費はまったく異なります。

子どもの教育費、どれくらい必要なの?>>

ベビママさん家族の場合は、幼稚園から大学まで、すべて国公立を希望しています。ソニー生命のライフプランニング用のソフト「LiPSS」を使って、それぞれの教育費を記入しました。ちなみに、自宅から通える大学に行かなかった場合は、これとは別に仕送りの費用がかかります。

ひとりの子どもにどれくらいお金がかかるかが分かれば、学資保険などで早めの準備をする必要性も、自然とイメージできますね。
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ステップ4パパの年収と定年退職の時期を入れます

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グラフ4
パパの収入がいつまで続くかは、ライフプランを立てるうえでとても重要。定年退職の年齢と退職金(見込)の金額を記入しましょう。パパの税込年収が448万円、ママはパートなので99万円。仮にパパの定年退職を60歳とすると、この時の退職金が1059万円。

子育てが終わる頃、パパは53歳くらい。ここから定年退職の60歳までが一番収入が安定する時期ですが、実は、この時点からお金を貯めないといけないんです。

パパの退職金、いくら受け取れるの?>>
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定年後の生活費はどうするの?
定年後も、60歳から80歳までの20年間は夫婦で生活することを考えると、パパが定年退職した時点で、どれだけ預貯金を持っているかが問題になります。

仮に、ひと月の夫婦の老後の生活費を20万円とすると、

20万円×12カ月×20年=4800万円

年金支給があるとしても、定年後の夫婦の生活費に4800万円ものお金がかかります。でも、この時に入ってくるお金は、パパの退職金の1059万円だけ。大事なのは、この時点でいくら預貯金があればいいかをベビママさんの家族が考えているかどうかなんです。

老後の生活費、いくらかかるの?>>
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パパが亡くなった後の、ママの老後の生活費は?
一般に、女性の方が男性よりも平均余命が長いといわれます。もしパパが80歳で亡くなって、ママが85歳まで長生きしたとしたら、ママの老後の生活費はどうすればよいのでしょう?

78歳から85歳まで7年間、ママのひと月の老後の生活費を15万円とすると、

15万円×12カ月×7年=1260万円

あくまでも平均値ですが、ママひとりの老後の生活費として1260万円かかるということも知っておくべきでしょう。
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ステップ5預貯金の金額を記入します

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グラフ5
ベビママさん家族の現在の預貯金が497万円。毎月の貯蓄額が4万8154円ですから、年間約60万円貯金できることになります。これを10年間続けたとして、現在の貯蓄残高に600万円プラスして1097万円(元本のみの金額)。これをパパの定年まで続けたとすると、約1500万円(金利含む)。これも記入します。
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ステップ6住宅ローンを記入します

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グラフ6
ベビママさんの家族は、4年前、パパが30歳の時に3145万円の新築一戸建を購入。頭金785万円を除いた2360万円を、30年ローン(金利2%)で毎年133万5492円返済しています。ローンが完済するのが、パパが59歳の時。これもライフプラン表に記入します。
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繰上返済そのものを目的にすると、いざという時、追加融資が受けられない
早く返してしまいたいと思うあまり、家計の苦しい時期に、無理をして住宅ローンの繰上返済をする人がいますが、一度返済不能に陥ってしまうと、追加融資が受けられないという事実を知っていますか?

住宅ローンほど金利が優遇されているものはありません。返済可能な金額を知ったうえで、家計に負担のない範囲で上手に返済していきましょう。
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その他のローンも記入しましょう
ベビママさん一家では、パパが30歳の時に車を購入。ローン残高は130万円で、年間48万8000円を3年で返済する計画です。でも、お子さんが小学校に上がった時点で、もっと大きな車に買い替えたいという希望があります。次に予定しているのはプリウスで、予算は300万円。老後は夫婦2人だけの生活になるので、車は堅実に軽自動車を(予算は200万円)。こうした自動車ローンなどの返済計画も、ライフプラン表に記入しておきましょう。
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ステップ7毎月の生活費を記入します

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グラフ7
忘れてはいけないのが、毎月の生活費。ベビママさん一家のひと月の生活費は、21万7000円(住居費を除く)。でも、この金額で何とかやりくりできるのは、お子さんがせいぜい小学校まで。食べ盛りの中学生ともなれば、食費だけで毎月2〜3万円は上がるし、部活で遠征などすれば、別途おこづかいも必要になります。

そこで、お子さんの成長段階を踏まえて、今の生活費を見直してみました。

■ベビママさん一家の毎月の生活費の変化
現在
21万7000円(パパ34歳・ママ32歳)
お子さんが小学生の時
23万円(パパ41歳・ママ39歳)
お子さんが中学生以降
28万円(パパ47歳・ママ45歳)
パパの定年後
20万円(パパ60歳・ママ58歳)

たとえ子どもの手がかからなくなったとしても、50代後半になって、今の生活水準に戻せるかといった問題もあります。家族が年を取れば生活費もまた変わってくるということを、今の時点でどれだけイメージできるかが大切なのです。
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ステップ8老後はちょっと贅沢な旅行もしてみたい

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グラフ8
ゆくゆくは、家族や夫婦でゆっくり、ちょっとした贅沢な旅行を楽しみたいもの。ベビママさん一家では、パパの定年退職のお祝いに、みんなでヨーロッパ旅行に行くことにしました。お子さんの旅費は自分で用意してもらうとして、夫婦で必要な旅行費用は約100万円。ほかにも、定年後からの15年ほどは、夫婦で毎年1回は国内温泉旅行に行きたいと考えています。

■ベビママさん一家の「ちょっと贅沢な旅行」にかかる費用
ヨーロッパ旅行
100万円(パパの定年退職時)
国内温泉旅行
10万円×15回=150万円
ちょっと贅沢な旅行の相場は?>>

結果はこうなりました!

現在のライフプラン
生活水準を落とすか、ママが働くか。
今のままでは、老後は生活していけない

棒グラフが年度ごとの支出の総計の推移を、赤い折れ線グラフが収入の推移を示します。折れ線グラフが棒グラフより上にある年は黒字に、下にある年は赤字になります。下のグラフを見ても明らかなように、ベビママさん一家は、パパが67歳になった時点で赤字に逆転。これでは、安心して老後を迎えることができません。今の生活水準を落とすか、ベビママさんが正社員として働くか、あるいは、パパがもっと条件のいい会社に転職することが必須になります。
現在のライフプラン


そこで、三好さんから、こんな提案が出ました。毎月の生活費を、今より1万円だけ下げてみましょう
今のベビママさん一家は、パパが退職金を受け取って初めて収支が成り立つ状況ですから、この状態で貯金することは難しいでしょう。預金が増えないことの不安を常に抱えるのも辛いでしょうし、場合によっては、預金を取り崩さなければいけない怖さもあります。

でも、やりたいことを我慢するのではなく、本当に必要なことに優先順位をつけて考えれば、改善できる方法はあります。今より1万円ずつ生活費を下げて、お子さんが大学生になった時も、中学高校の頃と同じ生活費にしてみてはどうでしょうか?
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「7.毎月の生活費用を記入します」のところで、ベビママさん一家の毎月の生活費の変化をシミュレーションしましたが、これを修正すると、次のようになります。
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■ベビママさん一家の毎月の生活費の変化(修正後)
現在
20万7000円(パパ34歳・ママ32歳)
お子さんが小学生の時
22万円(パパ41歳・ママ39歳)
お子さんが中学生以降
27万円(パパ47歳・ママ41歳)
パパの定年後
19万円(パパ60歳・ママ58歳)

修正したら、結果はこの通り!z
修正後のライフプラン 老後の赤字があっという間になくなりました!


さらに、三好さんがアドバイスします。「生活費は変わるもの」という認識を持つことが大事です
月1万円の支出を減らすのって、とても大変なことのように思えて、そんなに難しいことではありません。1万円を30日で割ると、1日333円。これは、ちょうど500mlのペットボトル2本分くらいですよね。決して大変なことじゃないでしょう?つまり、やりたいことを我慢するのではなくて、たとえばスーパーの特売日をこまめにチェックして買うなど、毎日のちょっとした倹約が生活費の削減につながるということなんです。

たとえば、毎月家計が赤字だったとして、「なぜ赤字なのか」という理由を考えることが大事です。

いま、ほとんどの方が「今のレベルでこの先も生活していける」と考えています。ひょっとしたら、1500万円の預貯金を残して死んでいけると思っていらっしゃる方もいるかもしれない。でも、今のこの状態が、この先もずっと続くわけではないのです。「将来によって収支は変わる」ことを、きちんと認識しておくことが大事です。
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ライフプランニングの中身は、家庭ごとで異なります。ということは、その対策方法も家庭によって異なるということ。ライフプランニングでは、自己流は禁物。プロに相談して、多角的な視点でものごとを見ることが欠かせないのです。


ライフプラン表について、もっと詳しく知りたい人はこちらライフプラン表について、もっと詳しく知りたい人はこちら

 

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