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第3回「乳児脂漏性湿疹」

赤ちゃんのスキンケア製品についてはこちら湿疹、あせも、おむつかぶれは、赤ちゃんのお肌の3大トラブル。「アトピー」も含め、症状は似ていますが異なる病気です。ママになったらどう対処する?

お手入れのポイント 妊婦さんの疑問にお答えします! Q&A
Point1 「乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)」とは

「乳児脂漏性湿疹」は体にはできず、首から上の頭、 ほほやおでこにできます。頭に丸いうろこのようなものができる赤ちゃんもい ますし、頭やおでこのあたりにフケのようなカサカサしたものができる赤ちゃんもいます。いずれも、「乳児脂漏性湿疹」のひとつです。赤ちゃんは、ママのおなかの中にいたときに女性ホルモンの影響を受けています。そのため新生児期から3カ月くらいまでは皮脂の分泌が非常に活発で、皮脂の“脂が漏れて”湿疹になってしまうのです。どの赤ちゃんにもできる可能性があるといわれていますが、大人でもニキビができやすい人とそうでない人がいるように、「乳児脂漏性湿疹」も症状が出やすい子とそうでない子がいます。体質や皮膚の丈夫さが関係しているようです。



Point2 「乳児脂漏性湿疹」と、「乳児湿疹」「アトピー」の区別

「乳児脂漏性湿疹」は、「乳児湿疹」や「アトピー」と区別がしにくいもの。お子さんによっては、症状がいくつも混在している場合もあるので、同じ日に違う病院に行って、一方では「乳児湿疹」、もう一方では「脂漏性湿疹」もしくは「アトピー」などといわれる場合もあります。典型的な「乳児脂漏性湿疹」は、頭やおでこを中心にかさぶたのようなものができたり、ほほが赤くなるなどの症状があります。

肌トラブルとスキンケア:乳児湿疹・あせも・おむつかぶれ>>



Point3 こんな場合は病院へ

ジュクジュクして膿んでくると、二次感染でほかの部分にうつることもありますから、そのときは受診したほうが良いでしょう。その場合は、抗生物質入りの軟膏を塗ったり、症状がひどければ、内服の抗生物質などを飲ませたりすることがあります。また、肌が乾燥していると赤ちゃんがひっかいてしまい、その傷が「とびひ」になる可能性もあるので、その場合も受診したほうが良いでしょう。とはいえ、乾燥だけかなと思うときは、市販の保湿剤を塗ってあげて、病院へ行く前に様子を見るのもひとつの手だと思います。



Point4 「乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)」のケア

ママは赤ちゃんがいる部屋の温度を下げすぎないようにと気を配るものですが、暖かくしすぎると逆に体温が上がり、皮膚血管が拡 張してかゆみが強くなりがちです。日本の夏は湿度が高く蒸し暑いので、クーラーや除湿機などをうまく使って、こまめに除湿をしましょう。「今日は暑くて過ごしにくいな」と感じたら、クーラーの効いた涼しい部屋に赤ちゃんを連れて行ってあげてください。皮膚が乾燥するような状態にしてあげるくらいのほうが、「乳児脂漏性湿疹」には良いのです。
カサカサする程度の軽い症状なら、石けんでよく汚れを落としてあげれば良くなってしまう場合もあります。逆にかさぶたが取れて黄色くジュクジュクすると、そこからばい菌が入ってしまう可能性もあるので、そのときは抗生物質入りの軟膏を塗ってあげたり、皮膚を保湿するような薬を使ったりします。どんなに手をキレイに洗っても、湿疹にさわる頻度が多くなると雑菌がつく可能性も高くなるので、できればさわらずに乾かしてください。



Point5 治るものなので、ご安心を

「乳児脂漏性湿疹」は、どんなに長くかかっても1年くらいで治ってしまいます。本人の皮膚のバリア、つまり抵抗力がしっかりできてくると症状が良くなってくるのです。だから、それまではばい菌が侵入するのを防ぐため、お風呂に入れて肌を清潔に保ってあげましょう。症状がひどい場合は、赤ちゃんの頭や顔を洗ってあげる回数を増やすのも良いですよ。

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