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なぜタバコを止めないの?子どもの未来を奪ってしまうのに

赤ちゃんや子どもの健康に悪影響を及ぼすタバコの煙。その健康被害は想像以上に大きいものです。

なぜタバコを止めないの?子どもの未来を奪ってしまうのに
タバコには約200種類の有害物質、約60種類の発がん性物質が含まれているという事実をご存じですか?健康を害するのはタバコを吸っている本人だけだと思っていたとしたら、それは誤解。周囲の人々、とくに小さな子どもがタバコの先から出る煙(副流煙)を吸い込むと、大きな影響を受けてしまいます。

★周囲を巻き込む「副流煙」の恐ろしさ
タバコの煙には2種類あります。本人がタバコを直接吸い込むのが「主流煙」、火のついたタバコの先から出る白い煙が「副流煙」です。周囲の人間が、この副流煙を吸い込むことを「受動喫煙」といいますが、副流煙に含まれる有害物質は、主流煙と比較して
・ニコチンが2.5倍
・タールが2.5倍
・一酸化炭素が4.7倍
と驚くほど高い数値になっています。ニコチンには高い依存性があり、血圧上昇や心拍数を増加させ、心臓に負担をかけます。タールは40種類以上の発がん性物質を含み、がんの発症リスクを高める可能性があります。一酸化炭素は酸欠状態を引き起こします。こどもは大人に比べると、からだが未発達であるため、これらの物質の影響を受けやすいのです。

★煙を吸った子どもの健康状態は?
では、受動喫煙が子どもに影響を与えているとされている症状には、どのようなものがあるでしょうか?以下に一部を挙げますが、これだけ見ても大変深刻です。
●乳幼児突然死症候群になりやすい
●喘息発作、急性気管支炎、肺炎、慢性副鼻腔炎、中耳炎にかかりやすい
●身長、体重の増えが悪い
●知能の発達がよくない
●キレやすく、落ち着きがない子になりやすい

★換気扇の下では意味がない?
パパやママがタバコを吸う家庭では、換気扇の下やベランダに移動して、子どもが煙を吸わないようにしている…という話をよく耳にします。でも効果はあるのでしょうか? 換気扇を回せばタバコの煙は外へ逃げていくと思いがちですが、実際は排気されずに残ったタバコの煙が部屋中に広がります。ベランダで吸っても、タバコの煙は窓の開閉時に入る可能性があります。子どもをタバコの煙から守ることはできないと考えてください。

★タバコを止められない場合
子どものためにタバコを止めたいと思っていても、なかなかうまくいかない場合もあるでしょう。そんな時は、禁煙外来のある病院を受診するという方法もあります。禁煙外来のある病院は、インターネットで探すこともできます。また条件を満していれば、保険適用での治療も可能です。

★妊婦さんもおなかの赤ちゃんも

タバコの煙は乳幼児だけに悪影響を及ぼすものではありません。妊婦さん、おなかの赤ちゃん、妊娠を考えている方にも関わってくる問題です。「煙害」の恐ろしさを理解して、子どもをタバコの煙から守る努力をしましょう。
たばこが胎児に与える影響についてはこちら>>

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公益社団法人・日本小児科医会
タバコから子どもを守ろう(禁煙指導書 タバコから子どもを守ろう)

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