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マネーカレンダー

出産は、人生の大きな節目。
実際、私達ファイナンシャルプランナーがご相談を受けるこれまでケースを見てくると、結婚や子どもの出産、自宅の購入などのライフイベントを機会にお金との付き合い方を真剣に考え始める人が多く見受けられます。今までは夫婦2人のことを考えていけばよかったことが、子どもの誕生を機会に自分が親としての自覚・責任を持つひとつのあり方が、「お金との向き合い」だといえるかもしれません。

お金に関する方針を明らかに

お金に関する考え方を持つことは、重要な価値観。ひと昔前のように、夫が資産を全て管理して妻には生活費を渡すだけとか、お金のことは妻にまかせっきり、というような時代ではなくなりつつあります。早いうちに二人の考えを明らかにし、同じ目線で話しあっておくことは、今後の結婚生活をスムーズにします。最近は出産や結婚を機会に、そしてちょっと気が早いかなとも思えるところもありますが、これから結婚をするという結婚を間近に控えた方々もよく相談に来られます。

先行きが見えない時代背景もあるのでしょうか。若い人ほど無駄なお金は使うまい、とお金に関して真剣に考えている方が多いようです。

相談する人の年齢層は?

出産を機会に相談にお見えになる年齢層としては、20代後半から多くなり40代前半といったところが多く、相談にみえるのも妻がひとりでくるとかではなく夫婦2人でおみえになったり、時にはお子さん連れで相談にみえるご家族もいらっしゃいます。

先行き不透明な時代だからこそ

2004年4月から会社員・公務員等の2号被保険者の医療費負担が2割から3割に増え、ボーナスにも総報酬制の導入により社会保険料負担が多くかかるようになったり、消費税の増額が現実味を帯びてきた今、これからの時代は自分達でいくらシビアに考えても、過ぎるということはありません。

2025年には、20歳~64歳の勤労者世代2人に対し65歳以上の高齢者は約1人になるという報告が国立社会保障・人口問題研究所からなされています。「日本の将来推計人口(平成14年1月推計の中位推計)」

そのときあなたは何歳ですか?まだまだ税金や制度を支える側の年齢ではないでしょうか。(私もですが・・・)負担はこれから益々増えていくばかり。少しの知識と行動で、将来の無駄なお金を使わなくて済むのであれば、それにこしたことはありません。

人生の4大出費

  • 住宅
  • 生命保険
  • 教育資金
  • 老後生活資金

これらは人生の4大出費といわれ、ほとんどの方が結婚や出産、住宅購入を機会に真剣に考え始めるようになります。

そこで、これらの出費に備えて効率的にお金を貯めようと、ご夫婦で相談しにくる方が増えてきました。(私のお客さまでいうと、20代後半~30代後半までの方が多いように思います。)

住宅は、まず自分たちが本当に住宅を必要としているのか、住宅ローンとして返済できる金額はいくらなのか、現在の収入と今後の収入の見込み、家族環境などから、どのようなローンを組むのが一番無駄がないのか、などなど…住宅購入にあたっての心構え、知らなきゃ損する基礎知識、客観的なアドバイスは、人生のトータルの出費を考えた時に、きっと有益なものとなるでしょう。

生命保険では、はじめに知っているのと知らないのでは、トータルの支払い金額が1,000万円変わることもよくあります。この生命保険の相談は、現在加入している人にとっては保険を見直す、いわば「治療」ですが、加入前に自分たちの目的にあった無駄のない生命保険に理解し、加入することは「予防」であるといえるでしょう。

ほかにも、教育資金を貯めるためのこども保険(学資保険)、老後の生活に備えた個人年金、それぞれの目的に合わせた金融・保険商品はたくさんありますが、はたしてそれは、その目的を果たすために一番効率的な選択でしょうか?

教育資金にしても老後生活資金にしても、どうしても必要になるのはお金。だったら別に学資保険や個人年金じゃなくても、効率的に(いい利率で)お金が貯められた方がいいわけです。

自分たちのこれからのライフプランをたて、その目的を達成する最も効率的な方法を選ぶ、というのが最も賢いお金の貯め方です。

「予防医学」という考え方

私はファイナンシャルプランナーを、お金に関する町医者だと思っています。ですから、生命保険の見直し方で悩んでいる人がいれば、見直し策を出し、住宅ローンの返済で悩んでいる人がいれば、その状態で、できるうる範囲での解決策を提案します。

しかし、仮に生命保険で悩んでいる人がいても、病気になった後では保険会社をかえて負担を減らすことはできませんし、場合によってはこれまで払った保険料を考えると損になるケースもあります。また、住宅ローンの場合も同様なことがいえます。しかし、もしあなたがこれから生命保険に加入し、住宅ローンを組むのであれば、それらの問題を未然に防ぐことができます。

これから「ベビカム」でのお金の相談室がそんな皆さんのお金にまつわる漠然とした疑問や不安のきっかけ作りになれればとても嬉しく思います。

お財布救急隊 代表

ファイナンシャルプランナー 宮本久史

学資保険相談キャンペーン実施中
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