子育てにいいおうち 赤ちゃんを迎えるお部屋の準備
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子どもの水の事故。半数は家の浴槽で

▶ ママの体験談「浴室」でヒヤリ!

起きやすい場所は浴室、階段 内容は溺水、墜落・転落・転倒

子どもの不慮の事故の中では溺死が重要な位置を占めていて、特に1~4歳では事故死の35%、第1の原因となっています。しかも、水の事故といえば海や川、プールなどをまず思い浮かべますが、子どもの場合は家の中の事故のほうがずっと多いのです。
日本小児科学会が全国49病院の協力で、91年までの14年間の子ども溺水事故をまとめました。その結果によると604件中の47%が家庭の浴槽で起きています。いちばん危険なのは歩き始めたばかりの1歳児で、事故の7割を占めています。浴室での溺水防止のために入浴後は浴槽の水を抜いたり、浴室へ子どもが簡単に入れないように鍵などをかけて注意している家庭は約29%のみであり、事故が多発していることを考えると、まだ対策が十分とはいえないようです。浴室では溺水のみでなく、沸かしすぎた湯舟の湯やシャワーなどの熱湯によるやけど、タイルですべっての転倒や打撲事故なども目立ちます。

アドバイス 浴室には鍵をかけ、浴槽に残し湯をしないこと

子どもは水で遊ぶのが大好きです。お風呂場に勝手に入ったり、子どもだけで遊ばせないことです。そのためにも浴室のドアには鍵をかけましょう。鍵はできれば外側上部に。日曜大工などで簡単に取付けられるもので十分です。また、子どもが小さいうちは、浴槽の中に水を残しておかない習慣をつけましょう。
入浴中は一時でも赤ちゃんや子どもを一人にしたり、目を離さないこと。シャワーなどからお湯が出るときは「熱いよ」と声をかけ、安全教育として怖さを説明したり、場合によっては軽く熱いことの体験も。
浴室と脱衣所の段差がなくなるようにスノコを敷いたり、床タイルのすべり止めにスノコやマットを敷くこともよいでしょう。敷くなら段差のないように。

安全対策1

1) 浴室や浴槽内に手すりをつける
子どものためだけでなく、赤ちゃんを抱いている場合やお年寄りにも有効。浴室の出入り、洗い場での立ち上がり、浴槽をまたぐときの支えになります。自然と手のいく場所に、体重がかかっても大丈夫なように、しっかり取り付けましょう。

2)すべりにくい素材やタイル浴槽のかたちにも配慮を
浴室の床タイルは石けんや水ですべりやすくなっています。すべりにくいザラザラしている素材を使ったり、タイルなら目地が細かいものにすると比較的すべりくにくくなります。洗い場だけでなく浴槽の底もすべりにくいものが望ましいです。 また、手すりにたよるだけでなく、浴槽の縁がつかまりやすかったり、腰かけて入れるようなスペースがあるものにすると、バランスを保ちやすくて安心です。

安全対策2 浴槽の高さに配慮

浴槽の種類の中でも、袖の高さの違うものがあります。頭が重くてのぞきこむと落ちてしまうような子どもには、袖の高いものが安心です。

安全対策3 サーモスタットつき混合水栓に

水量調節と温度調節のカランが別々になっていますので、間違えて操作することが少なくなります。また、温度調節がしやすい上に安全ボタンがついていて、簡単には高温に設定できません。子どもやお年寄りが操作しても、急に高温のお湯が出てくる心配もなく、安定した湯温が得られます。

安全対策4 浴室内の金具は危なくないものを

浴室は裸の無防備な状態で使うところです。浴室に取りつける金具類などは鋭い角を持たないものを。また、できるかぎり壁から出っ張らないようにつくりましょう。浴室の大きさに合わせて金具を選ぶことも大切です。

安全対策5 浴室内暖房を考慮

浴室と外の温度差が大きいと赤ちゃんのからだにも負担となります。浴室内や脱衣所にも暖房を取りつけて、なるべく温度差をつくらないようにしましょう。 (左の写真は、浴室暖房を兼ねて、浴室乾燥となるものです。)

安全対策6 樹脂製浴室ドア面材を使う

浴室ドアにガラスを使用していると、転倒時にガラスが割れてけがをする恐れがあります。割れにくい、もしくは割れても飛散しにくい安全ガラス(強化ガラス、合わせガラス)とするか、樹脂製のものにすると安心です。

安全対策7 浴室に鍵をつける

目を離したすきに子どもが浴室へ入って起こす事故が多いものです。子どもが簡単に浴室内に入れないようにドアには鍵をつけましょう。また逆に、浴室内で事故にあった場合に備えて、浴室の鍵は外から開けられるものを取りつけましょう。上記の条件を満たす鍵としては、コインで開けられる鍵をつけるのも対策の一つです。

安全対策8 浴槽の蓋はたわみにくくすべりにくいものを

浴槽の蓋はたわみにくく、手をついたときにも横すべりしない、SGマーク(Safety Goods)のついたしっかりしたものを選びましょう。

浴槽の蓋の安全性品質基準

安全性については、次のようなSG基準が定められています。
1.寸法および許容差
2.外観用
3.被覆材の透水性
4.心材用合版の耐水性
5.曲げたわみ等
6.すべり抵抗
7.落下衝撃
8.耐熱性
9.表示には製造年月 取り扱い注意
10.取り扱い説明書には下記の使用上の注意を記入
・手をついたり乗ったりしない。
・火のそばにおかない
・蓋で湯をかきまわしたり、スノコがわりに使わないこと。

安全対策9 コンセントは浴室外につける

水を使う浴室内での感電を避けるために、コンセントは浴室内には設けてはいけないことになっています。

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