刺された(さされた)

ハチ、アブに刺された


すぐにすること


・毒針を取り除きます。
図「毒針を取り除く」
皮膚に針が残っていることがあります。大きいものはとげ抜きでとります。小さいものは、テープなどで軽く押さえ、付着させてとります。強く押すと、中に押し込むことになるので、そっと行います。
・毒を吸い出します。
図「毒を吸い出す」
血液とともに毒を押し出したり、口をあてて吸い取ります。吸い取った毒液は、吐き出します。
・虫に刺された場所を洗い流します。
図「水で洗い流す」
洗い流すとき、強くこすったりしてはいけません。針や毛がまだ残っていると、皮膚の中に押し込むことになります。
・軟膏を塗ります。
 かゆみ止め軟膏、または、弱い副腎皮質ホルモン入り軟膏(ステロイド)を塗り、ようすをみます。患部が痛かったり、かゆかったりしたら冷やし、痛みやかゆみがひどければ医療機関を受診します。

クラゲに刺された


 海での被害は、圧倒的にクラゲが原因のことが多く、泳いでいるときに刺されたり、海岸に打ち上げられたクラゲの死体にふれて、被害を受けます。

すぐにすること


・毒針を取り除き、海水で洗い流します。
 抜くときに直接手がふれないように、とげ抜きか粘着テープを使います。砂でこすったりすると、押し込むことになるのでしてはいけません。
・薬を塗り、冷やします。
図「薬を塗り、冷やす」
かゆみ止め軟膏や副腎皮質ホルモン入り軟膏(ステロイド)を塗ったあと、局所を氷やぬれタオルなどで冷やします。

ここに注意!


★アナフィラキシー・ショック


 これは、全身に、しかも短時間のうちに起こる激烈なアレルギー反応のことです。意識障害や血圧低下をともなうショックで、食べ物、薬剤、昆虫などの刺し傷によって、一部の例外的な人に起こります。
 スズメバチによるショックはよく知られています。刺されたあと、冷や汗がでたり、心拍数がふえたり、顔色が青くなったりするような場合は、すぐに救急車を呼びましょう。適切な処置を行えば、自然に治りますが、手遅れになると、生命の危険がでてきますので、迅速な対応が必要です。
★ハチに刺されたら、アンモニアを塗るといいとか、尿をかけるといいとかいう民間の言い伝えがあります。しかし科学的な根拠はなく、行わないほうがいいでしょう。

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