乳幼児の事故防止10か条(にゅうようじのじこぼうしじゅっかじょう)

 1960年以降、0歳を除いた小児の死因の第1位は不慮の事故です。先進国のなかでも、わが国の乳幼児の事故による死亡率は高く、これは、とても残念なことです。 事故のほとんどは、予防できるものといって過言ではありません。注意しなければいけないポイントをあげてみました。ぜひ、実行してください。

第1条 どんなに忙しくても、赤ちゃんから目をそらさない


 事故は夕刻に多いといわれます。食事のしたくなどの家事に追われても、赤ちゃんの安全には気を配ります。

第2条 熱のでるものに気を配り、やけどに注意


 アイロン、ポットなどの電気器具、熱いものが入った鍋や食器は、乳幼児の手の届かないところに置きます。

第3条 浴槽の水は、かならず抜いておく


 洗面器にたまっているわずかな水でも、乳幼児は溺れます。浴室をはじめ、水がある場所に乳幼児がかってに近づかないようにしておきます。

第4条 ベランダ、窓際を確認する


 転落事故防止のため、ベランダや窓際に踏み台となるようなものをけっして置いてはいけません。

第5条 火の元の確認を厳重に


 たとえ数分で帰るつもりでも、乳幼児だけを残して、暖房をつけたまま外出してはいけません。また、使い捨てライターは火遊びのもとになります。出しっ放しにせず、きちんと保管を。

第6条 生後5か月をすぎたら誤飲に注意


 赤ちゃんはなんでも口に入れます。床面、あるいは棚、テーブル上にタバコ、異物などを放置してはいけません。

第7条 のどにつまるような食品を食べさせない


 3歳ぐらいになるまでは、気管に入りやすい、乾いた豆類(ピーナッツなど)は食べさせないようにします。

第8条 自動車内に乳幼児を放置しない


 熱中症などの危険防止のため、たとえ数分でも乳幼児を車内に残して買い物などをしてはいけません。

第9条 自転車からおりるときは子どももいっしょに


 転倒すると危険です。自分がおりて、子どもだけを自転車に乗せたままで自転車から離れてはいけません。

第10条 家のまわりをチェック


 乳幼児の歩行中の事故は、自宅から100メートル以内が4割を占めます。危険な場所を教えると同時に、子どもから目を離さないことが大切です。

ベビカムは、赤ちゃんが欲しいと思っている人、妊娠している人、子育てをしている人、そしてその家族など、妊娠・出産・育児に関して、少しでも不安や悩みをお持ちの方々のお役に立ちたいと考えています。
本サイトは、妊娠・出産・育児に関して、少しでも皆さまの参考となる情報の提供を目的としています。

掲載された情報を参考に、気になる症状などがあれば、必ず医師の診断を受けるようにしてください。

今すぐ病院検索&予約
待ち時間なくラクラク受診♪

近くの病院を探す

関連するキーワード

赤ちゃんの事故防止 転落 不慮の事故 やけど 溺死 溺れる 誤飲 のどにつまる 自動車置き去り 熱射病 自転車の転倒 事故 熱中症

関連記事

「救急車の呼び方」「公衆電話からの救急車の呼び方」
「室内の危険をチェック」
「屋外の危険をチェック」
「事故とけが・応急手当て早見表」
ベビカム医学辞典
powerd by babycome