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侮れない幼児の「学ぶ」能力
- テーマ:子どもの事故
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●「学ぶ」の語源は「まねぶ」
よく知られている通り、「学ぶ(まなぶ)」の語源は「まねぶ」である。
「まねぶ」に漢字を当てると「真似ぶ」である。すなわち、学習する=「学ぶ」ということは、「真似(まね)をすること」の発展形であると言える。
私たち自身も、初めて「ひらがな」、「漢字」や「英語(アルファベット)」に触れたとき、一生懸命に「お手本のまねをすること」で、文字を学んでいったりしたはずだ。
●侮れない幼児の「学ぶ」能力(1)
ただ、子どものこうした「学ぶ」能力が、思わぬ結果を招くことも少なくない。
例えば、2月9日に神奈川県小田原市内のショッピングセンター駐車場で発生した車両火災では、長女(4)、長男(3)、次男(1)と来店した母親(27)が次男だけを連れて買物中、車内に残されていた長女と長男が火災によりやけどを負ったが、子どもが車内にあったライターをいじって火遊びしていたことが出火原因になった可能性が高いとされている。
この件に限らず、子どもがライターなどをいじって「火遊び」したため出火原因になるケースは、過去に多数報じられている。
幼児に「ライターの使い方」を積極的に教える親はいないとは思うが、教えているつもりがなくても、親などまわりの大人が「ライターで(たばこなどに)火をつける姿」を幼児は鋭い観察眼で見ており、ライターの使い方を『学んで』いることもある。
●侮れない幼児の「学ぶ」能力(2)
幼児の「学ぶ」力を侮ってはいけないという点では、先日のベビカムウィークリーリサーチ(VOL.72-1 子育てしやすい住環境(その1)室内編)において、住宅内で子どもにけがをさせたり、させそうになった経験談を集めたなかで、驚くべき事例があった。
その経験談は、「アイロンを出しっぱなしにしていました。コンセントは抜いていたし、タップも個別スイッチ式だったので安心していましたが、ついうたた寝をしていたすきに2歳の次男が自分でコンセントを差し、タップのスイッチも入れ、アイロン本体の電源まで入れていました。泣き声で目が覚め、見てみると手の指3本とふくらはぎに大やけど。すぐに病院に行きました。」というものだ。
おそらく、母親がいつもアイロンがけする姿を鋭い観察眼でながめていた子どもが、いつの間にか「コンセントを差し、タップのスイッチも入れ、アイロン本体の電源を入れる」という手順を『学んで』しまったのだろう。
●子どもは「学んでいる」前提で対策が必要
何も、子どもに大人が何かする姿をまったく見せるな、ということではない。子どもがいろいろな生活習慣を身につけていくうえで、大人のしている姿をまねして『学ぶ』ことは基本である。
ただ、「ライターをいじる」「アイロンをいじる」など、子どもにまねられてほしくないことを防ぐためには、やはり、ライターなり、アイロンなりを子どもの手から遠ざけることが第一だろう。
折りしも、アイロンについては国民生活センターから、「電気アイロンによる子どものやけど事故を減らすために」という注意喚起もなされた。子どもの安全について、あらためて考えてほしい。
⇒ベビカムウィークリーリサーチ VOL.72-1 子育てしやすい住環境(その1)室内編
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