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子どもの事故
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こんにゃくゼリーやはり危険

●再び発生していた、子どもの「こんにゃく入りゼリー」による窒息死事故

9月30日に「ベビカムニュース」でも報じた通り、国民生活センターの発表によると、
また1人、子どもが「こんにゃく入りゼリー」をのどに詰まらせ、死に至っていた。
今回の事故では、兵庫県内の1歳9ヶ月の男児が、
祖母から与えられた凍った「こんにゃく入りゼリー」をのどに詰まらせていた。

●たびたびの警告にもかかわらず、繰り返される悲劇

国民生活センターが把握しているだけでも、1995年以来、
今回を含めて「こんにゃく入りゼリー」で17件の死亡事故が起こっている。
犠牲者17人のうち、10人が7歳以下の子ども、6人が68歳以上の高齢者で、
食べ物をかんだり飲み込んだりすることがまだ不完全な乳幼児や、
逆に衰えつつある高齢者には、「こんにゃく入りゼリー」が危険だということは明白だ。

さらに言えば、残る1人の犠牲者は、41歳の女性だ。
乳幼児や高齢者以外でも、のどに詰まらせる危険性がじゅうぶんにある。

無論、これだけの死亡事故続発の状況がまったく放置されている訳ではなく、
国民生活センターからは、たびたび警告が発せられてきた。
特に昨年、ベビカムウィークリーリサーチVOL.19でも言及した、ある程度かんだり
飲み込んだりという力が発達した7歳の児童2人が亡くなったことが判明してからは、
全日本菓子協会など業界3団体も「子どもや高齢者は食べないように」と警告する
以下のような統一マークを作成し、商品の外装パッケージなどに表示する対策は
とってきた。

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今回の男児死亡事故に関係したマンナンライフの「蒟蒻(こんにゃく)畑」という
商品では、商品外袋前面の上記「統一マーク」の表示のほか、外袋裏面には、
以下のようの警告文も表示されていた。

 

 

●各家庭で自衛するしかない

ベビカムウィークリーリサーチVOL.19では、この警告の「統一マーク」の認知度に
ついても調査し、その際、「電化製品でも取扱説明書を読まずに使う人がかなりいる
ので、お菓子のパッケージの注意書きを読む人がどれだけいるのか分からない」と
いう、マーク等の効果を疑問視する母親の声を紹介したが、やはり今回の事故でも、
自身ものどに詰まらせる危険性が高かったかもしれない祖母も関係していたという
点で、警告表示ぐらいの対策では不十分だったことを示した。

食品を規制する法律としては「食品衛生法」があるが、この法律はあくまでも
食品の添加物等の安全性に対してのもので、「こんにゃく入りゼリー」のように、
食品の形状や物理的な大きさに起因する危険性を取り締まるものではなく、
現状では、「こんにゃく入りゼリー」は法規制の対象外だ。

かと言って、「のどに詰まりやすいから法で規制する」などということになれば、
お正月に窒息事故が頻発する「餅」も、いわば禁制品になってしまう。

今回の事故に関連して、野田聖子消費者行政担当大臣が商品製造元の
マンナンライフの会長・社長から内閣府で事故防止対策の強化について
説明を受け、会社側は、商品外袋の警告の「統一マーク」を大きくして目立ち
やすくする、個別包装(ゼリーのミニカップ)にも警告を表示する、凍らせると
のどに詰まりやすくなるとの注意書きを加えるという対策をとると報告した。

野田大臣は、現在流通している「警告表示が目立たない商品」の回収も要請したが、
会社側は、商品の回収には消極的だった。すなわち、「こんにゃく入りゼリー」は
しばらくの間、現状のまま販売され続けるようだ。

「君子危うきに近寄らず」ではないが、やはり、子どものいる家庭で当面できる
ことは「こんにゃく入りゼリー」を「買わない、食べない、与えない」
ことしかない。

国民生活センター ホームページ
 ・左上の「ご注意ください」の中の「またひとり こんにゃく入りゼリーで死亡」をクリック
 ・今までの死亡事故17件で、亡くなった人の年齢や性別も報告されている。