ベビカムが紹介するニュースや話題の中から特に注目すべきものを取り上げ、ベビカム独自の視点で社会へ再発信。ママが気になるあのニュース、あの話題をより価値ある情報として届けます。
走行中の車内で授乳中に事故
- テーマ:安全
- この記事を友達に送る
●今回取り上げる交通事故の状況
報道によれば、先月8月23日の午後、三重県桑名市内の国道23号線の交差点で、右折しようとした同県四日市市の会社員男性(27)の軽乗用車と、直進してきた愛知県名古屋市内の運送会社の普通トラックが衝突する交通事故が発生した。
●母親の腕に抱かれていた赤ちゃんが死亡
会社員男性の軽乗用車には、友人の男性、会社員男性の妻(28)と、生後7ヶ月の長女が同乗しており、事故当時、助手席(左側の前部座席)に友人男性が、後部座席に妻(母親)と乳児が乗っていた。
車内にはチャイルドシートが装着されており、この事故の直前まで、この家族も乳児をきちんとチャイルドシートに乗せていたようだ。ところが、赤ちゃんが泣きぐずりだしたため、一時的にチャイルドシートからおろし、あやそうと母親が腕に抱きかかえていた状況のとき、不幸にも衝突事故が起こった。
赤ちゃんは母親の腕から前方に投げ出され、頭部を強打。ただちに病院に搬送されたものの2時間後に死亡した。母親も頭部を強打して重傷を負った。一方、助手席の友人男性は打撲などの軽傷、双方の車を運転していた会社員男性とトラック運転手にケガはなかった。
●やはり、身を守ってくれるのはチャイルドシートやシートベルト
事故は、いわゆる「交差点での右直事故」(右折車と直進車の衝突事故)のため、軽乗用車の左側面と、トラックの前部が衝突したものだろう。大人がシートベルトを締めていたかについては報道されていないが、ケガの程度等から類推すれば、無傷あるいは軽傷だった双方の運転者および助手席の友人男性は、シートベルトを締めていたのだろう。
「クルマに6歳未満の乳幼児を乗せるときには、チャイルドシート使用の義務がある」ことは、子育て世代のみなさんに限れば、ほぼ浸透している(⇒使用義務への認識:ベビカムウィークリーリサーチVOL34-2の3番目のグラフ、⇒車への装着率:ベビカムウィークリーリサーチVOL28の2番目のグラフ)。ただ、現行の交通法規も日常の育児の実態を無視して杓子定規にチャイルドシートを強制しているわけではなく、例外規定で「チャイルドシートに乗せなくてもよい場合」を示しており(⇒ベビカムウィークリーリサーチVOL34-2の「今回のまとめ」内の、★参考・・・以下の内容を参照)、その中に、「チャイルドシート使用中のままでは難しい、授乳その他乳児の生活上の世話を行うとき」も含まれている。
しかし、例外規定で認められているものの、安全面からいえば、走行中に子どもをチャイルドシートからおろすことには注意が必要だ。同じ車に乗車中の事故で、生死やケガの軽重を分けたものは何かを考えると、やはりチャイルドシートやシートベルトの必要性・重要性に行き着く。「走行中、少しの間だけなら・・・」とチャイルドシートからおろして抱っこしたり、授乳したり、おむつ替えをしたりということは珍しくないかもしれないが、自分や子どもの身を守るために何が重要か、改めて考えたい。
include $_SERVER['DOCUMENT_ROOT']."/../httpdocs/common/inc_addthis.php"; //AddThis ?>