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妊娠8ヶ月 「ママの状態」

妊娠28週,29週,30週,31週 (妊娠後期)

体重管理と妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)

太りすぎによっていちばん心配されるのが、妊娠高血圧症候群。じつは、つわりと同様、妊娠高血圧症候群も、医学的な原因は解明されていません。 妊娠8ヶ月「ママの状態」 妊娠中の健診で、尿検査とならんで、おそらく毎回診察の前にするのが、体重測定でしょう。妊娠すると、「おなかの子の分まで2倍食べきゃだめよ」などと年配の方にいわれて、たくさんの食事をすすめられることがあるかもしれません。でも、これは栄養状態の悪かった昔の話。今はおなかの赤ちゃんのためにも、安産のためにも、必要な栄養を摂ることです。
太りすぎによっていちばん心配されるのが、妊娠高血圧症候群。じつは、つわりと同様、妊娠高血圧症候群も、医学的な原因は解明されていません。妊娠によって生じるからだの変化に適応できないために起こる、一種の中毒症状と考えられ、妊娠が終われば必ず治る病気です。ただ、重症になると胎盤に十分な血液が送れなくなるため、赤ちゃんの発育を妨げたり、低体重児が生まれたり、常位胎盤早期剥離が起きて早産になることがあります。また、突然のけいれん発作によって昏睡状態に陥ることがあり、このようなケースでは母子ともに危険な状態になります。

妊娠高血圧症候群の主な症状は、「高血圧」「尿タンパク」です。
とくに「高血圧」は妊娠高血圧症候群の重要な決め手です。最高血圧が140mm/Hg、最低血圧が90mm/Hg以上になると危険信号。そして、尿タンパクが2回以上の尿検査で連続して陽性反応がでた場合は要注意です。だたし、陽性反応が1回出たとしても、むくみや急激な体重増加が増加などがなければそれほど心配することはありません。妊娠高血圧症候群の症状が現れるのは、妊娠28週以降、とくに32週に入ってからです。
「むくみ」自体は、妊娠高血圧症候群の診断基準からは外れました。妊娠中の大きなホルモン環境の変化や、子宮が大きくなって下半身の循環に変化が起きることで、むくみが見られることもあるとわかったからです。
ただ、急激に体重が増加すると、血管の透過性の変化が妊娠高血圧症候群の重症化の前兆であるとされるので、注意が必要なのです。

妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)になってしまったら

妊娠高血圧症候群には①妊娠高血圧、②妊娠高血圧腎症、③加重型妊娠高血圧腎症、④子癇の四つに分けられています。「妊娠高血圧症候群の重症化」は、妊産婦と胎児の予後を悪くするので、収縮期血圧が160mmHg、拡張期血圧が110mmHgを超える場合や②、③、④と診断された場合には原則的に入院治療となります。
ここでは、妊娠高血圧で軽症の場合について説明します。

(日常生活)ストレスを避け、規則的な生活を心がけます。睡眠時間は十分にとります。
体重の急激な増加(2kg/週以上)は、重症化や②、③、④への進行を示す場合があるので、 (食生活)妊娠前の食生活がどうであったか、BMIが「ふつう18.5〜25.0」であったかであり個別化されるべきものですが、基本的には「一般的な妊娠中の注意を守る」ということになります。極端な塩分の制限やカロリー制限は不要ですし、栄養のバランスに気をつけるということが大切です。
〈減塩〉1日に7~8g以下に押さえましょう。これは日本人全体として気をつけるべきことで、妊娠高血圧になったから特に厳しくするということではありません。
〈タンパク質を多めに摂取〉脂肪分の少ない赤身肉や、鶏のささみ、魚、大豆、卵、牛乳など良質のタンパク質を多めに取るようにしましょう。
〈エネルギー〉間食は控えめに。赤ちゃんの発育のためには熱量、たんぱく質、そして不足がちな鉄、カルシウム、葉酸は必要です。

ふだんから、胎動・子宮の収縮・頭痛・悪心・体重の急激な増加に注意して、まずは指定の健診日を守ること。そしてもし気になる変化があったら、指定日の前でも受診することが大切です。

妊娠8ヶ月

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