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妊娠3ヶ月 「胎児の状態」

妊娠8週,9週,10週,11週 (妊娠初期)

胎児と呼ばれるのは8週目から

妊娠3ヶ月、胎児と呼ばれるのは8週目から 8週目から、胎内の赤ちゃんは「胎児」と呼ばれるようになります。妊娠2ヶ月までは、大人の指先程度だった赤ちゃんは、11週の終わり頃には9cmにもなり形も人間らしくなるので、もう「芽」という感じではないですね。
また、超音波検査でも、7週目まではピクピクと動く心拍が見えただけでしたが、8週目からは音付きです! ドップラー超音波の装置を使い、ドッドドッ! ドッドドッ! というびっくりするほどしっかりした、大人の2倍くらいの速さの心音を聞くことができます。わずか10cmに満たない赤ちゃんですが、力強く生きているのですね。そして、まだたっぷりした羊水の中で、ピョンピョンはねたり、クルクルと回ったりする様子も、健診で確認できるでしょう。

正しい妊娠週数と出産予定日が判明

妊娠9週頃は、胎児の成長の個人差も少ないこと、頭のてっぺんからおしりまでの長さ=頭殿長(CRL)を測りやすいことで、その時点での妊娠週数をバラツキを少なく推定することが出来ます。これにより出産予定日を算出します。産婦人科でもらう超音波写真には、DEL05/05/2012というように予定日が表示されていますが、DELとはデリバリー(Delivery)のこと。出産と配達を意味する単語が同じだなんて、赤ちゃんはママが産み出すというより、どこからか届けられる存在と考えられているのかもしれないですね。
そしてこの分娩予定日は、言葉通り「生まれる予定の日」であって「およそこの頃生まれるよ」という目安なのです。分娩予定日を挟んだ前後1週間の間に生まれる赤ちゃんは、約60%(ちょうど予定日に生まれる人は約5%)に過ぎないのです。配達といっても宅配便とは違うのです。
この頃の超音波診断では、すっかり人間の形をした赤ちゃんらしい姿が映るようになります。ときには手を振っていたり、おどけたポーズをしていたりして、ママやパパの愛情も増すことでしょう。胎児名をつけて、ニックネームで呼びたくなるかも。写真に写る胎のうの大きさや形はその時々で変わりますが、超音波診断は角度によって写り方がかなり変わるので、気にしないで。

性別の違いがはっきりと

11週の頃には外性器が形作られ、男女の差がはっきりしますが、超音波診断で見られるのはまだ先です。ところで、性別が決まるのはどのタイミングかご存じですか? 答えは、受精の瞬間。精子にはXとYの2種類があり、卵子にたどり着いたのが、X染色体を持つX精子なら女の子、Y染色体を持つY精子なら男の子になるのです。男子の出生率は女子100に対して105と少し高いのですが、男子のほうが死産率・周産期死亡率・乳児死亡率のいずれも高く、結果的に釣り合う形になっています。(ただ、最近の医学の進歩により、死亡率の男女差はなくなりつつあります)
また、日本産婦人科学会では、公式には性別は教えないということにしています。理由は
1)ご夫婦が期待している性ではなかった時、妊娠の継続にためらうことがあり、結果的に人工妊娠中絶となった場合に、将来ご夫婦の精神的負担になる心配があること。
2)超音波検査でチェックしなければならないことは沢山あり、性別を間違えないように精査することに神経を使って、他のチェックがおろそかになっては本末転倒であること。
3)妊娠16週頃でも胎児の大腿骨の長さはせいぜい20mm以下で、性別を判断するペニスは4mm程度なので、超音波ではペニスであるかどうかの判断は難しいのです。つまり性別を誤って判断する可能性が高いということからです。

妊娠3ヶ月

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