妊娠1ヶ月 「胎児の状態」

妊娠0週,1週,2週,3週 (妊娠初期)

妊娠1ヶ月っていつのこと?

妊娠1ヶ月っていつのこと? 妊娠かな? と思った時点で産婦人科の診察を受けると、すでに妊娠2ヶ月に入っていると言われることが多いと思います。「え? まだ半月しか生理が遅れていないけど…」と疑問に思う人も多いでしょう。これは妊娠週数の数え方に理由があります。日本では、妊娠する前の、最後の月経の開始日を妊娠0日目として数えるため、次の生理の予定日には、すでに妊娠して1ヶ月を経過しているとみなすのです。
でも実際は、排卵は最後の生理の約2週間後にあり、そこで受精が行われるので、生物学的に生命が誕生するのはこの時点です。考えてみると、受精もその前の排卵すら行われていない、前回の月経開始日を妊娠のスタートと数えるなんて、妊娠0~2週頃は「まもなく赤ちゃんを授かりますよ!」と決まっている時期のようで、素敵な考え方ですね。

赤ちゃんが誕生するしくみ

通常約28日に1度排卵がありますが、このとき卵巣から排卵される卵子はたった1個で、しかも長くて24時間ほどしか生きられないのです。
卵管にいるこの貴重な卵子を目指して、1億~2億個もの精子が、右図の卵管膨大部をめざしますが、たどり着くのは至難のワザ。せん毛という毛のようなものが、逆向きに生えていて、精子の行く手を阻むのです。そのため卵子まで行ける精子は数百個くらいになります。ようやく卵子に到達した精子は、今度は協力し合って卵子を包んでいる膜を破り、最後にたった1個だけが卵子の中に入ります。これが受精の瞬間です。

最初はしっぽが生えている?

着床後は日に日に人間らしくなっていきますが、まだほんの数 mmくらいの大きさです。でも実は、早くも将来の脳や脊髄になる神経管や、心臓などが作られはじめているのです。 産婦人科で超音波検査をしてもらっても、まだ見ることができませんが、4週の頃にはしっぽの生えた魚のような形になっています。これから赤ちゃんは、毎日驚くほどのスピードで育っていきます。
ところで、日本では生まれた時点で1歳と数える数え年の習慣がありますが、これは胎児時代の約1年も人生の最初の1年と数えているのかもしれません。赤ちゃんの始まりの1年、ママのおなかで幸せに過ごせるといいですね。