夏休み と青春18きっぷ

  • 2017-08-30 13:15
  • 一般公開
  • テーマ:子育て


今夏も孫・ひ孫含めて家族が集まる機会がありました。聞けば、仙台に住む孫の姉弟が、青春18きっぷを使い、7時間かけて普通列車を乗り継いで来たというではありませんか。

青春18きっぷとはご存知の通り、日本全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席などを自由に乗り降りできるもの。発売期間や利用期間は春・夏・冬休みにかけてなど期間は限られていますが、1人1回あたりの有効期間は乗車日当日限りで、5枚綴り(11,850円/平成29年発売分)という、お得な切符です。

乗り継ぎを調べるのもスマホですぐに検索できる便利さも手伝ったのでしょう。新幹線を使えば1人あたり片道だけで「青春18きっぷ」よりもかかる交通費。お金の節約も兼ねて決めたとのこと。道中は普段できない読書の時間にあてたり、新幹線では気付けなかった車窓からの風景を眺めたり、小さかった頃の思い出話をしたり…「旅の司令官は姉で、切符の手配含め実際の段取りをつけたのは弟の役割」と話す姉弟のやりとりは微笑ましく、計画含め7時間という移動を楽しんでやってきた2人の様子を嬉しく思うと同時に、成長を頼もしく感じました。

私自身、昔はこのようなきっぷはありませんでしたから、残念ながら青春18きっぷを使ったことはありません。

利便性を追求し高速化された交通機関が整う一方で、時間さえあれば安価なきっぷで時間を楽しむ選択もできるとは、よい時代になったものです。また、私自身末っ子で7人の兄に従う身でしたから、孫の姉弟2人の関係性が羨ましく感じるとともに、また同時に、自分の息子たちにも同じような体験をさせたかった…と、思いました。

長期の休みを使って旅をするならば「計画を立てる、自分で考えて工夫する、時間を楽しむ」ということも大事な経験の一つです。今の時代、レジャーや娯楽と言うとお金がつきものという風潮がありますが、本来、お金をかけなくても「楽しむ方法」はいくらでもあるのです。

自分で考えて行動すれば楽しめる…青春18きっぷの話をきっかけに、そんな機会を子どものために親が意識して作るということが大切だと改めて感じた夏。

8月ももうすぐ終わり…みなさんは、どんな夏を過ごされましたか?
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