レポートブログ 岩手県盛岡市お子さんは生後 12歳 8ヶ月(4635 日目)

岩手県沿岸で被災し、現在は内陸に移り住んでいます。 11歳双子と8歳の女の子、5歳の男の子の4人のママです。 震災でたくさんのものを失い、今も気持ちは癒えません。 仕事や家のこと、子供のこと、夫婦げんか・・・(笑)。伝えていきたいです。 子どもたちと日々泣いたり、怒ったり、笑ったり、命を救ってくれたパパと賑やかに過ごしています!

うちのおばあちゃんのこと。

  • 2017-08-18 12:57
  • 一般公開
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我が家のばあちゃん86才は、

震災後は一緒に内陸に来て数ヶ月一緒に暮らしたのだけど、

「やっぱりおらぁ、大槌がいいなぁ」

と、大槌の仮設住宅へ。

近くにおばちゃん家族が暮らしていて、面倒をみてもらいながら、震災前と同じように一人暮らししていました。

だんだんボケが入ってきて、一人では暮らせないことは、明らか。

叔母家族が、造成した高台へ家を建てることになり、
おばあちゃんも一緒に住むことに。

とてもありがたいことなのに、
おばあちゃんは、一人で前の家の近くの復興住宅に入りたかった、と。
今までずっと一人で暮らしていて、世話になって気を使うのもあるようで。

ボケてしまっているのに、会えば必ず、

「復興住宅さ住みたかったぁ」

と漏らすおばあちゃん。

もうね、6年も経ってるからね、
6歳も歳をとってるんだよね。

あの時とは、また状況がちがうんだよね。

叔母も仕事をしながら、おばあちゃんの面倒も大変だろうし、
おばあちゃんの気持ちを考えると可哀想になったり。

色んな人の話を聞くと、
今まで何十年と暮らした家が無くなって、
離れて暮らしていた家族と暮らしたり、
逆に一人になってしまったり、

それがきっかけで家族関係までもうまくいかなくなったり。

とても多いようです。


私達若い世代よりも、
お年寄りは新しい環境に慣れるのはとても大変なことだよね。

津波さえ来なければって、やっぱりそこに戻ってしまいます。
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