今週の分かるわ~のページお子さんは生後 13歳 6ヶ月(4955 日目)

 

お父さんは好きですか?

  • 2015-01-27 21:41
  • 一般公開
  • テーマ:
娘(5歳)は、夜になると、さめざめと泣く。
「とおとに会いたい」。
私の夫のことである。
彼は別に単身赴任をしているわけではない。
いつもだいたい21時に帰る。
遅い日はあっても娘が朝起きたら、ちゃんといる。
出張が多いわけでもない。
けれど娘は、ベッドに入るときまだ父親がいないとさめざめと泣く。

それは私の教育の賜物である。

子どもには「お父さんクサい」などと絶対に言わせない。
男親だって自分のことをクサい、という子より
クサくない、と言う子のほうがいいだろう。
そうすれば男だって子育てバンバンするだろう。
この先、自分が子どもを育てながら働くには夫の協力が不可欠。
よし、お父さんを好きな子に育てよう!と、
妊娠しているときから決めていたのだ。

だってよっぽどのことが無い限り
産まれたばかりの子どもを育てるのは、やはり母親だ。
母親が子に接する時間は圧倒的。
だから子は、母親が好きになる。
母親も、子を好きになる。
その上その子が母親似であろうものなら父親はのけものではないか。
俺って要るのかしら、要らないかしら、
じゃ、帰らなくていいかしら。となるではないか。

そして、子どもにお父さんを好きにならせる方法は、よく言うあれにした。
「母親が父親を悪く言わない」。
クサくても、クサいなんて言わない。
とおと、早く帰って来ないかなあ!と私自ら待ちわびてみる。
そして「とおとはかあかのもので、お前にはとおとを貸してやっているのだ。
お前も大きくなったら自分の男をみつけて、とおとをかあかに返却するように」
というのが基本スタンスである。
なので、夜寝るときに私はたまに川の字を破って
娘を蹴散らかしてとおとを盗ってみせる。
すると男を盗られた5歳の女は、ムキになってかかってくる。
割りこんできてとおとを奪い返し、チューをお見舞いする。
どうだ、とおとはモテモテではないか。
まあこれは教育というよりおもしろいからやっている。

そんなわけで夫は無事、娘にとって
「私の愛する、私のとおと」としての地位を確保した。
先日の夫の誕生日には、
「いちばん すきなおとこは とおと」と娘から耳打ちされていた。
やったね!とおと!かあかのおかげだよ!

すべては円満な家庭、円滑な共働きのために編み出した私の教育法。
正直、役に立つのかよくわからない。
これがなくても元来気性のおだやかな夫は
毎日家に帰ってきていたかもしれない。
食器も洗ってくれたかもしれない。
私のヒステリーに絵文字でm(T_T)m
いちいち謝ってくれていたかもしれない。

だが、「家族に好かれた父親の人生はけっこう幸せ」なのではないだろうか。
私の父親が死んだとき、私はそう思えた。

いい話で終わりそうだが、ひとつ忘れていた。
次の課題はばあちゃん(私の実母)である。
第二の母として孫を育てているばあちゃん。
だのにその孫はばあちゃんを「気のいい手下」と思っている…。
たぶん私のせいで…。

そのことは、また次の機会に。

おかん 小
いいね
  • COCO28
  • ゆふぃこ♪♪
  • uchino
  • ke-ha☆
もっと見る

コメント

    みんなのコメントをもっと見る
    powerd by babycome

    ハタママ!をシェア

    ハタママ!メニュー

    ハタママ!新着アーカイブ

    お問い合わせ