楽天元副社長が南三陸町の土地を寄付

  • 2012-01-12 13:54
  • 一般公開
  • テーマ:被災地支援
東日本大震災で被災した宮城県南三陸町戸倉地区の高台移転用地として町が取得を目指したものの、町議会で議案が否決された同町戸倉のゴルフ場開発跡地106ヘクタールを、楽天元副社長の本城慎之介さん(39)が購入、町に寄付していたことが分かりました。

土地登記によると、2011年12月に、所有する東京の投資会社から本城さんが土地を購入し、26日に南三陸町に寄付。同月下旬に都内で佐藤仁町長と面会した本城さんが土地を寄付する意向を示し、町が受け入れたものです。

この跡地は、11年8月に投資会社から町が9300万円で取得する議案を町議会に提出していましたが、用途などの説明が不十分ということで、議案が撤回されていたもの。10月の町議会でもこの議案が再提出されましたが、契約の経緯があいまいなどとして否決されていました。

本城さんは、インターネット仮想商店街「楽天市場」の創設に関わり、震災後はボランティアで南三陸町を訪問、11年8月に開かれた「子ども夢花火」の資金確保のために、打ち上げる花火を楽天市場の仮想店舗で購入してもらうアイデアなどを提案していた人です。

町では、この跡地を高台移転の住宅用地のほか、学校や公民館など被災公共施設の建設用地を土地利用計画案に盛り込むことで、戸倉地区の中心市街地再生の核になると見込んでいます。


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