国会図書館、震災時の手書きの壁新聞をデジタル化して公開

  • 2011-10-19 16:58
  • 一般公開
  • テーマ:災害対応
国立国会図書館は10月18日、デジタル化した資料約34万点を新たに提供すると発表しました。資料の中には、同館が所蔵する図書・雑誌・古典籍資料のほか、東日本大震災の際に壁新聞として発行された「石巻日日新聞」の号外6点(7枚)も含まれます。

「石巻日日新聞」号外は、東日本大震災が発生した直後の今年3月12日から17日までの6日間、石巻市内の避難所6個所に壁新聞として張り出された手書きの壁新で、震災の概況や、石巻市の被害状況、市民への呼びかけなどが掲載されています。

震災当時、マジックペンで書かれたこの号外は、国際新聞編集者協会によって特別賞が贈られたもので、ワシントンにあるニュース博物館「ニュージアム」が永久保存することになっています。国会図書館では原本は収蔵していませんが、石巻日日新聞社の協力により国会図書館でデジタル化して公開しました。

「石巻日日新聞」の号外は、拡大表示するとマジックペンの筆跡の濃淡まで見ることができ、右上の矢印をクリックすると、前後の号外が確認できます。

■国立国会図書館 「石巻日日新聞」号外
http://dl.ndl.go.jp/
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