貧血を予防しよう!

  • 2011-08-25 13:11
  • 一般公開
  • テーマ:楽しいマタニティライフを!
東京も少し過ごしやすい気温になってきましたが、
まだまだ蝉が頑張って鳴いていますね。

さて今日は、妊婦さんに欠かせない貧血予防についてのお話です。

妊婦さんの約4割の方が鉄欠乏性貧血になっていると言われています。
これは、血液量が急激に増える(妊娠末期には1.5倍にまで増加)反面、
お腹の赤ちゃんにどんどん摂られていくため、酸素を運ぶヘモグロビン(血色素)を作る材料の鉄分が不足しやすいからです。

ですから貧血の検査は、妊娠中に必ず何回か行ないます。

貧血になっていても、軽いうちは妊婦さんはあまり自覚症状(だるい、めまい、疲れやすい、息切れ、動悸など)がなく、気づかない方もいらっしゃいます。
でも、貧血がひどくなると赤ちゃんへの栄養や酸素が行き届かなくなってしまうので、軽いうちに治しておきましょう!

出産のときには、出血するリスクが高いので、貧血がひどいままだと助産院や自宅での出産はできません。
また、病院で出産するとしても、ママの体力がないので、微弱陣痛になりやすく、多量出血につながるリスクも高くなります。
そうすると、お産が長引いたり、薬や器械を使ったり…ママも赤ちゃんも大変なお産になります。

ですから、「貧血気味ですね」と言われたら、悪化しないように、また出産までに改善しておくように、食事に気をつけて頑張りましょう。
サプリメントも良いですが、下記のように、貧血改善には様々な栄養素が必要になってきます。
ですから、できるだけお食事の方も頑張ると良いですね!
もし、医師に鉄剤などの貧血のお薬を処方された場合には、指示どおりにきちんと飲んで貧血をしっかり治しておきましょう!
お薬の副作用などで、お薬が飲めない、あるいは飲みにくい、というときは、
かかりつけの産科医に相談しましょう。

貧血を予防・改善するための食事

鉄分を含む食品を毎日食べること。
例)しじみ、切り干し大根、凍り豆腐、ひじき、レバー、牡蠣、ブロッコリー、ほうれん草、パセリ、昆布、きくらげ、胡麻(すりつぶすこと)etc.

良質の動物性たんぱく質を食べること。
血色素とたんぱく質が結合してヘモグロビンを作るため、造血には、たんぱく質も必要です。
また、これらにはビタミンB12も多く含まれ、葉酸と働きあって赤血球を作り出す役割もあります。
例)卵、魚介類、赤身のお肉 、 etc.

銅・葉酸・ビタミンCを十分にとること。これらは、鉄の吸収率を高めてくれます。
例)緑黄色野菜、果物、豆類、海藻、卵 etc

コーヒー・紅茶・お茶は、食前食後30分くらい飲まない。(妊婦さんはカフェインは控えましょう!)
こちらは、鉄の吸収を阻害するタンニンが含まれます。
また、加工食品に含まれるリン酸も、同じように吸収を阻害するので控えましょう。

胃酸の分泌を高める食品を食べる。
胃酸が十分に分泌されていると、鉄の吸収率が高まります。
例)柑橘類(レモン・みかん・グレープフルーツ)梅干、酢など。
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  • rosina99
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